最初は、所有しているMBAがだいぶ古くなってきたし、満足できそうなスペックのM1 MacBook Airが発売されたので買い換えようかな〜と思っていたのですが、そう言えば最近Macを起動することがなくなってきたし、仕事でMac使っているのでプライベートでもMacを使うの億劫だなと思い、MBAの買い替えではなく思い切ってiPad Proを購入してみました。
今では子供のおもちゃになっている、第2世代iPad mini購入以来のiPadになるため、かなりウキウキで毎晩面白い事できないか考えていたところ、iSH Shellという面白いアプリを見つけたので、iSHを使ってのWebサーバー構築とローカル開発環境の構築手順をご紹介したいと思います。
iSH Shellとは
iOSまたはiPadOS上で、Linuxシェル環境を可能にするアプリになります。
iSH is a project to get a Linux shell environment running locally on your iOS device, using a usermode x86 emulator.
iSHは、usermode x86エミュレータを使用して、iOSデバイス上でLinuxシェル環境を実行するプロジェクトです。
Alpine Linuxがベースになっているようなので、必要なミドルウェアのインストールはapkコマンドでインストールすることができます。
では、次にWebサーバー構築に必要なミドルウェアをインストールする方法をご紹介いたします。
ミドルウェアのインストール
ちょっとした編集に必要なvimは必須として、ひとまずgitとsshとunzipをインストールすることにしました。
後は、今回PHP7とLaravelで開発したかったので、PHP7とcomposerとLaravelをインストールします。
apk update
apk upgrade
apk add vim zsh git openssh
apk add php7 composer unzip
apk add php7-dom php7-xml php7-xmlwriter php7-fileinfo php7-tokenizer php7-session
Laravelのインストールとサーバーの起動
Laravelプロジェクトを作成して、動作確認をしてみます。
composer self-update --2
composer create-project laravel/laravel sample
cd sample
php artisan serve
ブラウザで確認
ブラウザでhttp://127.0.0.1:8000
にアクセスして、以下の画面が表示されることを確認します。
Textasticでコーディング
実はiSHで作成したファイルは、Files
アプリで編集することが可能です。
iPadOSの開発ツールアプリで常にいる、Textasticでコーディングしていきます。