この記事が役立つかもしれない人
- VSCode で Slidev を使用している人
- Slidev を使っていてスライドの表示が変になって困っている人
状態
原因
この問題はフォーマッター (例:Prettier など) が自動的に余計な改行や見出しの変更を行ってしまうために発生します。
フォーマッターは通常のコーディングでは非常に便利なものです。しかし今回は特殊な形式で記述される Markdown であるため、変更によって思い通りにスライドを作成することが困難になります。
なので今回は Slidev で快適にスライドを作成するために作業している Slidev プロジェクトでのみフォーマッターが効かないように設定を行います。
解決方法
この問題を解決するために settings.json
を作成して、VSCode 上でフォーマッターを無効化します。
1. .vscode/settings.json
を作成
Slidev の一般的なディレクトリ構成の場合
.
+ ├── 📁 .vscode
+ │ └── 📄 settings.json
├── 📁 components
│ └── 📄 Counter.vue
├── 📁 pages
│ └── 📄 multiple-entries.md
├── 📁 snippets
│ └── 📄 external.ts
├── 📄 .gitignore
├── 📄 .npmrc
├── 📄 README.md
├── 📄 netlify.toml
├── 📄 package.json
├── 📄 slides.md
├── 📄 vercel.json
└── 📄 yarn.lock
2. フォーマッターを無効化する
settings.json に以下の内容を追加します。
settings.json
{
"editor.formatOnPaste": false,
"editor.formatOnSave": false,
"editor.formatOnType": false
}
これにより Markdown ファイルの保存や編集時にフォーマッターが自動で動作しなくなり、意図した通りにスライドを作成することができるようになります。
設定の詳細について
項目 | 詳細 |
---|---|
editor.formatOnType |
入力後の行をフォーマットする |
editor.formatOnSave |
ファイルの保存時に書式を設定する |
editor.formatOnPaste |
ペーストされた内容を整形する |
参考資料
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