注意
この記事で扱う不具合は2024年6月25日にリリースされた v1.1.0 で修正されました。
その点を留意した上で興味がある方はお読み下さい。
この記事が役立つかもしれない人
- VSCode の拡張機能として提供されている Postman を使用している人
-
localhost
にアクセスしようとしている人- 次のような画面で苦しんでいる人
-
解決策
localhost:(ポート番号)
と入力しているのを 127.0.0.1:(ポート番号)
に修正する。
2024年6月20日現在、VSCode の拡張機能として提供されている Postman では localhost
を 127.0.0.1
に正しく解決できない場合があるようです。
余談: localhost
と 127.0.0.1
の違いについて
localhost
とは?
localhost
とはホスト名(コンピューター名)です。通常、コンピューター自体を指します。
ネットワーク上の他のコンピューターから見た場合、localhost
はそのコンピューター自身のループバックインターフェイスを指します。
127.0.0.1
とは?
127.0.0.1
とは送信を折り返して自分自身が受信するループバックインターフェイスを指す IPv4 アドレスです。
コンピューターが自身に通信を送り返すために使用されます。
ちなみに IPv6 アドレスではループバックアドレスとして ::1
が定義されています。
名前解決について
localhost
はホスト名なので IP アドレスに解決される必要があります。
この解決はホストファイル(/etc/hosts
または C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
など)や DNS サーバーを介して行われます。
127.0.0.1
は直接的な IP アドレスなので名前解決を必要としません。
じゃあ 127.0.0.1
を使っていた方がいいの?
localhost
と 127.0.0.1
は一般的に同じ目的で使用されますが、可読性については localhost
の方が優れているので設定ファイルやスクリプトでの使用は localhost
の方が推奨されます。
ただ今回のケースのようなこともあるので localhost
≒ 127.0.0.1
と覚えておいて損はないはずです。
記事を書いたものの近々解決されそう
Postman の開発チームがこの問題を認識しており、将来的なアップデートで修正される予定です。
誰かの役に立つ期間が短い記事になりそうで悲しいね。
🎉 修正されました!!! 🎉
2024年6月25日にリリースされた v1.1.0
で修正されました!
@nagix さんに教えて頂きました。ありがとうございます!
更新が自動でされない場合は「アンインストール」横の ∨ から「別のバージョンをインストール」で v1.1.0
がインストールできます。
迅速に不具合が修正されることで無事に有効期間5日と短い記事になりました!めでたい!!!
この記事が役に立ったら 🩷 を頂けると嬉しいです!