はじめに
本記事ではMicroStrategyにおいて
階層を持つデータを使用した設計についてご紹介します。
概要
ここでは以下のように項目同士が階層になっているデータを階層データとします。
テストデータとしてエリア<グループ<部門と粒度が大きくなるデータを用意しました。
このようなデータをMicroStrategyで設計する際の活用方法を本記事ではご紹介できればと思います。
活用方法
まずはプロンプトなど条件設定の際の設計紹介になります。
KAISOという階層マスタとKAISOTRNというトランをエリアという項目で結合しています。
レポート項目にはトランから作成したトランID・商品コード、
マスタから作成したグループ・部門を配置しています。
またプロンプト(条件設定)にはマスタから作成したグループ・部門を配置しています。
エレメントプロンプトにすると以下のようにグループや部門などから条件を選択することができ、SQLは以下のようになります。階層の最下層とトランの項目を結合させると、階層や組織情報が変わった際もマスタの更新をすれば、レポートの改修影響を少なくできるかと思います。
またデータ制御についてもエリアが頻繁に変わる場合などは、グループや部門単位で制御をすると手メンテ工数が減るので、制御設計の際にも活用できるかと思います。
さいごに
今回は簡易的な記事ですが、
マスタでできるだけ情報をもたせて運用を簡易化するという点で
みなさまの業務にぜひご活用いただけますと幸いでございます。