経緯
emacs+YaTeXでレポートを書いていたのだけれど, \section
とか \subsection
とか \subsubsection
とか長すぎるしもういや!あと数式つらい!ということで,簡単に使えるMarkdownをつかって作れないかなー
でも提出形式はLaTeXで作ったpdfが指定されてるしなー
メリット
- LaTeXの長いコマンドを使わなくていい(emacsのやてふコマンドを覚えなくていい)
- 数式のリアルタイムプレビュー
必要なもの
- github atom
- pandoc
- (emacs+YaTeX)
atom
markdownの文に色をつけたりリアルタイムでプレビューしてくれるテキストエディタ.
pandoc
ターミナルでtexやhtmlやmd形式のものを相互に変換したり,pdfに書き出したりする.超便利.
例えば, text.md
を text.tex
にしたいときは,
$ pandoc text.md -o text.tex
とする. -o
以下の拡張子で決まる. -o text.pdf
とすればpdfになる.
texで出力するとき
texで出力すると,記述した部分のみの出力になる.
なので,予めテンプレートを作っておいて,それに挿入すると便利.
\documentclass[12pt]{jarticle}
% 略
\title{title}
\date{}
\begin{document}
\input{text}
\end{document}
こんなのを作っておく.
あとはplatexかYaTeXを使えばいいと思う.
emacsで text.tex を開き, C-c t j
を押すと,
Enter your main text:
と表示されるので,作った template.tex
を指定するとそれをコンパイルするようになる.
注意点
-
pandocがゆるふわMarkdownを許さない時がある.
例えば,#
の前の行を開けなくてもAtomやQiitaでは<h1>
や\section{}
として認識してくれるが,pandocはだめとかそういうのがある.
もしできたtexの表示が崩れたり\#
のようにエスケープされていたらMarkdownがゆるふわなせいだと思う.
markdown-preview-plusの設定で記法をpandocの仕様に合わせることができるらしい.それやればうまくいくかも. -
表はたぶんうまく行くけどちょっと手直ししなきゃいけないとおもう.
おまけ
いれると便利なAtomの拡張の話です
markdown-preview-plus
LaTeX記法の数式もリアルタイムレンダリングすることができる.この機能めっちゃ便利.
もともと入っている markdown-preview
をオフにして 設定の EnableMath Rendering By Default
をチェックすればいい. Ctrl-shift-M
で表示する.
いちいちコンパイルしてうまく動かなくてだめなところを直してまたコンパイル...を繰り返さなくていい!
markdown-scrool-sync
エディタとプレビューのスクロールを同期するやつ.