1. Juliaって何?
1.1 読み方
長文です。読み飛ばして問題ありません。
Juliaは「ジュリア」と読みます。Juliaは元来、女性の名前です。
ちなみに、Juliaに対応する男性の名前があります。Julianといいます。
わかりやすく言うと、Julian⇒太郎、Julia→花子みたいな感じですね。
ちなみに、(国の)言語によって読み方も違います。
性別 | アルファベット表記 | 英語 | ドイツ語 | スペイン語 |
---|---|---|---|---|
男性 | Julian | ジュリアン | ユリアン | フリアン |
女性 | Julia | ジュリア | ユリア | フリア |
余談ですが... Google検索するときは気をつけましょう。
julialang
で検索するのが無難です。
「わぉ♡」な女性が検索結果に表示されることがあります。笑
1.2 特徴
【Julia 公式ページ】
Juliaは数値計算やデータサイエンスに強い言語です。
さらに、コンパイル言語なのでC並に高速で、Python並みに書きやすいことを特徴に掲げています。
また、動的プログラミング言語なので変数宣言の時に型の指定が必要ありません。
1.3 歴史
MIT(マサチューセッツ工科大学)のAlan Edelman教授と彼の同僚が開発を始めました。
-
2009年
開発がスタート -
2012年
OSSとして公開 -
2014年
初のJuliaConが開催! -
2018年
Version 1.0.0が公開
2. 本題: Ubuntu 18.04で試してみよう!
2.1 インストールする環境
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID: Ubuntu
Description: Ubuntu 18.04.3 LTS
Release: 18.04
Codename: bionic
2.2 Ubuntuにインストールする
前提が長くなりましたが、本題のインストールをやっていきましょう!
2019年10月31日現時点で、Juliaの最新バージョンは 1.2.0
ですが、安定版は 1.0.4
となっています。どちらをインストールしたいかで、インストール方法は異なります。
Julia 1.2.0
一時的に、 ~/Downloads
にJuliaの実行ファイルをダウンロードします。
その後、 /opt
に移動しシンボリックリンクで julia
コマンドを有効にしていきます。
https://~
の部分は、公式のDownloadページからリンクを持ってきて下さい。(赤枠部分)
cd ~/Downloads
wget -qO- https://julialang-s3.julialang.org/bin/linux/x64/1.2/julia-1.2.0-linux-x86_64.tar.gz | tar -xzv
sudo mv ~/Downloads/julia-1.2.0 /opt/
sudo ln -s /opt/julia-1.2.0/julia /usr/local/bin/julia
Julia 1.0.4
公式ドキュメントに沿ってインストールしていきましょう。
--classic
が無いとエラーが出ます。
sudo snap install julia --classic
3. JuliaをJupyterで使えるようにする
前提として、Jupyter Notebookの設定は完了しているものとします。
terminalで $ julia
とコマンドを打ちます。
$ julia
_
_ _ _(_)_ | Documentation: https://docs.julialang.org
(_) | (_) (_) |
_ _ _| |_ __ _ | Type "?" for help, "]?" for Pkg help.
| | | | | | |/ _` | |
| | |_| | | | (_| | | Version 1.2.0 (2019-08-20)
_/ |\__'_|_|_|\__'_| | Official https://julialang.org/ release
|__/ |
julia> using Pkg
julia> Pkg.add("IJulia")
これで、Jupyter NotebookでJuliaが選択できるようになります。
4. 最後に
Juliaはコンパイル言語で数学や科学計算に強いので、AIの分野で今後発展していくと個人的に考えています。アーリーアダプターとして、Juliaにコミットしていくべく、今後もJuliaに関する情報を発信していきたいと思います。