VirtualBoxの共有フォルダ機能をAlpineLinuxで使う
だいぶ詰まったのでメモさせて頂く
環境
alpine-standard-3.5.0-x86_64
virtualbox 4.3.12
virtualboxで共有フォルダを作成
これは解説記事がたくさんあるので省略
【Virtual Box】共有フォルダ作成
今回の場合では,
- フォルダ名: "doc"
- 自動マウント: on
- 永続化: on
とした
リポジトリの切り替え
VirtualBoxの共有フォルダ機能を有効にするためにはそのパッケージをインストールする必要がある.
しかしAlpineLinuxの安定版のリポジトリにはそれが存在しないので(2017/01/04現在),開発版のリポジトリに切り替える必要がある.
公式wikiの記述を参考にする.
#/media/cdrom/apks
#http://mirror.leaseweb.com/alpine/v3.5/main
#http://mirror.leaseweb.com/alpine/v3.5/community
http://mirror.leaseweb.com/alpine/edge/main
http://mirror.leaseweb.com/alpine/edge/community
http://mirror.leaseweb.com/alpine/edge/testing
こんな感じに書き換える
AlpineLinuxを開発版にする
# apk upgrade --update-cache --available
--update-cache
はリポジトリのインデックスの更新をupgradeの前に行うオプション
--available
は全てのパッケージを強制的に更新するオプション
このコマンドを実行しないと,
depmod: WARNING: could not open /lib/modules/4.4.39-4-grsec/modules.order: No such file or directory
depmod: WARNING: could not open /lib/modules/4.4.39-4-grsec/modules.builtin: No such file or directory
のようなエラーが出て必要なパッケージがインストールできない.
パッケージをインストールする
apk add virtualbox-guest-modules-virtgrsec
apk add virtualbox-guest-additions
モジュールが自動的に読み込まれるようにする
AlpineLinuxはデーモンの起動にopenrcを使っている.
openrcでのデーモンの自動起動設定は以下のように行う.
rc-update add virtualbox-guest-additions default
rebootしたあと,dmesg | grep vboxsf
と入力してみて
[ 17.183842] vboxsf: Successfully loaded version 5.1.12 (interface 0x00010004)
のようなログが出てくればOK
/mnt/sf_(共有フォルダ名,今回の場合はdoc)
にフォルダができていれば成功.