しばらく本業が忙しすぎたので久々の投稿です。
これまでPowerShellの投稿しかしてなかったんですが、今年度Power Automateを始めとするPower Platform(App/BI)の技能習得もしたので今後そちらの投稿もしていこうと思います。
今回はPACに関するTipsから。
1. やりたいこと
Power Automateはトリガー以降に配置されたActionを順に処理していくものですが、フローによっては途中のActionが失敗する可能性を持つものがあると思います。
(例えばExcelの行取得において条件に該当する行が存在しない、Teamsスレッドへの投稿において指定のIDを持つThreadが存在しない など)
そんな状況で「途中のActionが失敗してもフローがそこで止まらず、それ以降のActionが実行されるようにする」場合に何をするか、についての説明です。
なお筆者はこの設定を「Forms回答があった場合に、回答に合致する内容をExcelから取得してTeamsのチャットに投稿する」というフローを開発した際にこの設定を調べて知りました。結構あっさりできます。
2. フロー全体像
練習用なので下記の簡単なフローをサンプルにします。
トリガー起動した場合、Sharepointの所定のフォルダに保存されているExcel内のTableの内容を更新し、そのTableから値を取得し、その取得した内容をTeamsに投稿するフローだと仮定します。
(各Actionの詳細は設定の説明をするのには不要なので特に説明は無しです)
このフローにおいて、3番目の「行の取得」のActionが失敗しても、フローがそこで止まらずに次の「チャットまたはチャネルでメッセージを投稿する」のActionが実行されるためにはどうすればいいか?を考えます。
3. 設定方法
① 失敗する可能性のある次のActionにおいて、右側の「…」を選択し、「実行条件の構成」を選択
② 出てくるチェックボックスの中で「に失敗しました」にチェックをいれる。
(デフォルトでは入ってない)
これでおしまい。簡単ですが結構便利なテクニックかなと思います。
おわりに
基本自分用の備忘録ですが何かの役に立つと幸いです。