PowerAppsでギャラリーコントロールを利用する際、ギャラリーコントロールの項目の更新日が比較的新しいものを目立たせるためのテキストラベルのVisibleプロパティについての解説です。
私は非ITエンジニアの市民開発者なので、おそらく難しい言葉を使ってないと(自分では)思っているので気軽に読んで頂ければと思います。
その上でどなたかのお役に立てば幸いです。
1. 環境
手元に下記のようなShareppoint List, PowerApps(キャンバス)がある状況とします。
Sharepoint List (データソース名 "DummyDB")
※今回は"LastUpdate"のデータを利用します。
PowerApps (上記SharepointListを元に生成したものに少し手を加えたもの)
・機能:左側カラム上部の「検索」にワード入れると人がソートされ、選択されたアイテムの詳細が画面の右側に表示されるApps。人材管理や資産管理などに使える想定。
2. 実例
下記画像を見るとわかるかと思いますが、ギャラリーコントロール内でNEW!! が付いているアイテムとそうでないアイテムがあるのがわかると思います。
これが更新日によるものなのですが、このNEW!! のテキストラベルのVisibleプロパティは下記のような設定になっています。
この機能を実装するとアプリ内での変化が一目瞭然となり使いやすさが増すかと思います。
3. 解説
このVisibleプロパティのコードを解説すると下記です。
# 実例のコード
Visible = If((DateDiff(ThisItem.LastUpdate, Today()) <=3), true, false)
# 簡単な解説
Visible = If((DateDiff(比較対象の日付, 比較基準の日付) true・falseの判断基準), true, false)
-
DateDiff関数 :日付の差を数値で返す関数
- なお実例において「比較対象の日付」と「比較基準の日付」を逆にすると負の値になるので、ここの記載する順番が重要です。
- 比較対象の日付 :実例中ではギャラリーコントロールのItemの更新日
- 比較基準の日付 :実例中では本日 (= Today())
-
true・falseの判断基準:実例中では<=3(3以下)
- これを<=7にすれば1週間、<=14にすれば2週間など変化させられます
おわりに
かなり簡単な解説でしたが、多分結構便利だと思うので活用してみて下さい。
他にもPowerAppsの記事いくつかあるので、興味がある方はこちらも覗いてみて下さい。