この記事ではPLATEAUの都市モデルをOculusで歩けるまでの工程を紹介する。
完成図
今回は新宿のドコモタワーを下から見上げてみる。
必要なもの
- Unity (2022.3.18f1)
- Meta XR All-in-One SDK
- PLATEAU SDK for Unity
事前準備
エディタの再生環境
Oculusのアプリケーションを開発する際は、エディタの再生が可能になるように、PC接続のセットアップを済ませておく。
プロジェクトの作成
3Dか3D(URP)、もしくは3D(HDRP)で作成する。PLATEAUはどのレンダーパイプラインにも対応しているため、目的に合わせて作成する。
※筆者はHDRP
XR Plug-in Management のインストール
Edit > Project Settings > XR Plug-in Management
の手順で進みインストールし、表示されるプラグインプロバイダーのOculus欄にチェックを入れる。
アセットのインポート
事前準備欄のリンクから"Meta XR All-in-One SDK", "PLATEAU SDK for Unity"をインポートまで済ませておく。やり方がわからない場合は方法は他記事で多く取り上げられているのでそちらを参考にしてほしい。
はじめよう
ステップ1:モデルのインポート
-
PLATEAU > PLATEAU SDK
でタブを表示。 - インポート元をサーバーにして、
都道府県 > 東京都
、データセット > 東京都23区
に設定。 - 範囲選択へ進み、MeshCode;53394526内にある以下の個所を選択する。
- 地物別設定では用途に応じて、チェックを調整するが今回は特になし。モデルをインポートする。(通信環境、PCのスペックなどパフォーマンスに依存するが、かなり時間がかかる。)
- 無事表示されれば完了。
ステップ2:Prefabの設置
-
Packages/com.meta.xr.sdk.core/Prefabs/OVRPlayerController.prefab
を選択し、Scene内に設置。
※歩く必要がない場合は、Packages/com.meta.xr.sdk.core/Prefabs/OVRCameraRig.prefab
を配置する。
-
既存のMain Cameraを削除。
ステップ3:再生
まとめ
ほぼ3ステップ
- モデルのインポート
- Prefabの配置
- 再生
PLATEAUは実情報を用いられたリアリティあるモデルで、非常に簡単にセットアップできる。汎用性が高いので、使い方を覚えておくと便利でしょう。
注意点は、リアリティの反面、データ量が非常に大きいので目的に応じて範囲選択を制限、インポート内容を選択すべき。