はじめに
前回作成した結晶粒度の測定プログラム
は、3個の同心円の試験線上に存在する結晶粒界の個数をカウントするものでしたが、今回は直線の試験線上に存在する結晶粒界の個数もカウントするプログラムを作成しました。プログラムは前回と同様、画像処理のライブラリOpenCVを用いてPython言語で作成しています。
作成したプログラム
以下に格納しております。使い方はREADMEをお読みください。プログラム GrainSize_2.py 14行目の Method を'Circles'に設定すると同心円の試験線に、'Lines'に設定すると直線の試験線に、それぞれ対応します。
終わりに
JIS G0551では「試験線が結晶粒内で終了する場合」と「試験線が結晶粒界に接している場合」はそれぞれ0.5とカウントしますが、今回、前回いずれのプログラムも0.5とカウントする機能は付いておりませんのでご注意ください。
皆様に試していただき、より実用的なプログラムにしていただけたらと思っています。