はじめに
前回
作成したモデル
を使って、PrePoMaxでサブモデリング解析を行いました。
操作メモ
最初に全体モデルを解析し、その結果を使ってサブモデルを解析します。
全体モデルの解析
- 通常の解析と同じ方法で行います。
- 新規作成で単位系を選んでから、フルモデルのstepファイルを読み込み、メッシュを作成します。ここではデフォルトの条件でメッシュを作成しました。
- Materialsを定義します。ここでは鋼材と定義しました。
- Sectionsを設定します。
- Stepsを新規作成しStatic Stepを選び、OKします。
- BCsとLoadsを定義します。底面を固定し、上端面にx方向に2000N加えます。
- 解析を行います。Alanysis-1をダブルクリックしてダイアログを表示させ、Nameを設定します。ここでは、FullModelと設定しています。この名前で解析データが保存されます。解析データはサブモデルの解析で使いますので、この名前は控えておいてください。
- 解析結果です。アングルの付け根付近に最大応力が生じていることが分かります。
- このモデルの結果を保存しておきます。
サブモデルの解析
- 新規作成で単位系を選んでから、サブモデルのstepファイルを読み込みます。
- メッシュを作成します。ここでは、Meshing ParamtersのMax element sizeを0.5mmとしました。
- 次に、Modelを編集します。
Model typeをSubmodel、Global results.frdをFullModel.frdとします。FullModelはフルモデルの解析をする際に設定した名前です。
- MaterialsとSectionsを設定します。
- Stepsを新規作成しStatic Stepを選び、OKします。
- BCsを設定します。TypeをSubmodelとし、DOFのU1~U3をFrom global modelとしてから、フルモデルと接しているサブモデルの面を選択して、OKします。
- 解析を実行します。上記のメッシュサイズでは、計算時間が少しかかりました。
- サブモデリング解析の結果です。アングルの付け根付近に最大応力が生じていますが、フルモデルの結果(415.1MPa)に比べて応力値が大きいことが分かります。メッシュサイズが小さいと、応力集中部だけの応力値に近づくため、一般的に応力値が大きくなります。
おわりに
PrePoMaxでサブモデリングの静解析を行いました。いくつかの点について注意することで、通常の静解析と同様な手順で行えることを確認しました。
参考
- サブモデリング解析は以下の動画を参考にしました。
https://www.youtube.com/watch?v=RNVE1rk1yps
何かのお役に立てれば幸いです。