はじめに
M5GOはGroveコネクタによって様々なセンサや各種I/Oデバイスを容易に接続することができるマイコンボードで、プロトタイプの制作に適しています。M5GOには3種類のGroveポート(A、B、C)が1個ずつ付いていますが、M5GOの本体にジャンパピンを差し込める端子はありません。自分好みの回路を作るには、Groveポートに差したコードをジャンパピンに変換してから回路に接続することになります。
ここではそれを利用して簡単な例として、M5GOのGPIO(汎用I/Oポート)のBポートをGroove変換コードを使ってジャンパピンに変換して、Lチカを行いました。
Lチカのやり方
Grove変換コードについて
次のGrove変換コードを使用しました。このコードは購入した時点ではコネクタに付いている爪が干渉してM5GOに差し込めないため、爪を取る必要があります。
本記事の「参考」の二番目の記事に、Groveコードは黄色と白の配線がstack製とは逆になっているという注意点が載っています。
回路とスケッチ
回路は次のように配線しました。
- Grove変換コードの白線を抵抗(数100Ω)の一方の端子へ接続
- 抵抗のもう一方の端子をLEDのプラス極へ接続
- LEDのマイナス極をGrove変換コードの黒線へ接続
次の写真は回路を作成してLチカさせている様子です。Grove変換コードのコネクタはM5GoのBポートに差し込んでいます。
Arduino IDEのスケッチです。抵抗に接続されているGrove変換コードの白線はM5Stack製のコードの黄色線に相当するため、M5Goの26番につながります。したがって、26番ピンをオンオフ制御すればLEDをオンオフできることになります。
void setup() {
pinMode(26, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(26, HIGH);
delay(1000);
digitalWrite(26, LOW);
delay(1000);
}
開発環境
マイコンボード:M5GO Ver.2.7
ボード情報:M5Stack by M5Stack, ver. 2.1.0
Ardiono IDE:ver. 2.2.1
OS:Windows11
終わりに
何かのご参考になれば幸いです。
参考