■はじめに
現在、参画しているプロジェクトが設計書の管理をファイルサーバのみで行っており、
とても…とても不便に感じたので、この記事を残します。
概要
参画プロジェクト
・某Webサイト三期追加開発案件
一期開発中盤から参画をさせていただき、そのまま二期、三期と継続して着任している。
■そもそもバージョン管理はなぜ必要か
追加で開発案件が増えたり、段階リリースするようなプロジェクトだと
このようなディレクトリ構成になっているファイルサーバをよく見るかと思います。
「bk」フォルダとか「old」フォルダとかに過去資料入っているとか
改変履歴毎に見る度カラフルになっていく資料なども見たことある人もいるかと思います。
(そもそも本フォルダのファイル名に日付がある設計書なども見たことあります…)
ファイルサーバ管理でのデメリット
・最新のドキュメントがどれだかわからなくなる
ユーザからの問合せで現在リリースしている仕様の確認や
次期開発の為に更新するドキュメントがどれなのか一目でわからない場合が発生しうる。
その為、無駄な時間のロスや誤って古い方のドキュメントを修正してしまう恐れもある。
・時系列でドキュメントを管理するのが難解
ローカルに落として更新している作業者や
障害対応でいつの間にか前期分のディレクトリにある資料が
更新されているなどで手戻りが起こってしまう。
また改変履歴に詳細に変更内容を記載していても、手作業による履歴管理では、
やはりミスや漏れにより十分には管理できない場合が少なくない。
誰からの指摘でどのような流れで変更が加わっていったかを
順を追っての確認がレビュー指摘一覧や議事録など
別の資料を見ながらでないと正確な所がわからない。
・無造作にコピーされサーバ容量を圧迫する
上の画像のようなディレクトリ構成だと今度は「2020年度」フォルダに
「2019年度」フォルダの資料をコピーして追加要望が発生した機能の設計書を直して…
っとファイルサーバを圧迫する。
しかし過去時点のドキュメントは残しておきたい為、
不要そうなフォルダを圧縮してサーバ容量をなんとか確保した経験もあります。
■バージョン管理ツール
追記予定