この記事はファンタラクティブ2024年アドベントカレンダー12月17日の記事です
こんにちは!エンジニアの黛です。
先日、YOUTRUST代表の岩崎さんがこのnoteを投稿しました。
https://note.com/yuccaaaa/n/ne60ce84f0630
プロとして働く上でのマインドがいくつも上がっており、ふむふむと読み進めていました。
そして、この投稿の後半のビジネスTips編ではこのようなことも書いてあります。
SafariユーザーよりChromeユーザーのほうが仕事ができる?
マウス、トラックパッドの速さを最速にしていますか?
確かに、現代社会で働く身としてPC操作は切っても切れないスキルですよね。
ただ、Chromeに切り替えたりマウスカーソルを最速にするだけでいいのでしょうか。こちらの記事にあるようにショートカットキーを上手く使いこなすのも非常に重要だと考えています。
そこで私が普段使っている、Macユーザーなら誰でも今日から使えるtipsを紹介していきます。
はじめに
対象ユーザーはMac利用者で、IMEは標準のものを想定しています。
この記事ではショートカットをcontrol + k
のように記述しています。この場合はcontrolキー
を押したままkキー
を入力という意味になっています。
オススメ設定
キーボードのcaps lockを使っていないのであればcontrolに変更するのをオススメします(特にUSやUK配列のキーボード)。こうすることでこの先で説明するショートカットがかなり入力しやすくなります。
macOS Sequoiaであればシステム設定を開く > 左メニューより[キーボード]を選択 > [キーボードショートカット]を選択 > 左メニューより[修飾キー]を選択と進み、下画像のマーカーのように変更することで設定完了です。
日本語入力編
カタカナ一発変換
サービス名やアプリ名など、カタカナに変換する際に一つ一つ変換してないですか?
例えば「シンカンセンスゴクカタイアイス」を入力するとき…
control + k
で現在の入力を一括でカタカナに変換できます。
他にもcontrol + j
でひらがな変換ができるので、Macでライブ変換を有効にしているけどひらがなに一発変換したい!みたいなケースで非常に便利です。
参考
矢印変換
矢印を入力するとき、「ひだり」や「した」と入力して出してないですか?
日本語入力に切り替えていただき、zh
で「←」、zj
で「↓」、zk
で「↑」、zl
で「→」と入力することで変換できるようになってます。
これもキーとしては横並びになっているのでかなり覚えやすくなっています。
その他
三点リーダーも「てんてんてん」や「。」から変換するより、option + ;
で一発で「…」と入力できるのでオススメです。
他にもoptionを使うことでさまざまな記号を簡単に出すことができます。
Macのアクセシビリティキーボードを使うと入力できる他の記号も一覧で見ることができます
アプリ編
入れておくとMacの操作がちょっと便利になる二つのアプリを紹介します。
⌘Qの誤入力を防止する Karabiner-Elements
Karabiner-ElementsはMacのキー入力をカスタマイズすることができるアプリです。
このアプリを利用することでcommandを押しながらqを2回入力しないとアプリを終了できないようにすることができます。
タブを閉じるためにcommand + w
を押したつもりがcommand + q
になっていてアプリを終了してしまった…みたいな悲劇が二度と起きないようになります。
手順
このアプリをインストール後、https://ke-complex-modifications.pqrs.org/#command_q にアクセスしImportをクリックします。
するとKarabiner-Elementsを開くようにポップアップが出るので従います。
インポートを進めていくとこのような画面が出るので「Quit application by pressing command-q twice」のEnableをクリックします。これで設定が完了です。
なんでもできるRaycast
RaycastとはMac標準のSpotlightをさらに拡張したようなアプリです。詳細に説明している記事は調べるとたくさん出てくるので、ここではオススメの機能を紹介します。
Emoji
Raycastでは絵文字のランチャーを出すことができます。検索ができたり最近使った絵文字もあったりとなかなか便利です。私はoption + e
のショートカットを割り当ててすぐに表示できるようにしています。
Clipboard History
こちらはコピー履歴です。テキストやURL、画像なんかも保持し、見やすく表示してくれるので「Clipy」から乗り換えました。こちらもcontrol+ v
でショートカットを割り当てると非常に快適に出すことができます。
カーソル操作編
Emacsショートカット
Macはその歴史的な背景から実はEmacsのショートカットを使う事ができます。これが非常に使いやすく、大体の(*1)アプリで使えるので覚えておいて損は無いです!
私が普段のキー入力でよく使うのは以下のものです。
ショートカット | 動作 | 嬉しいこと |
---|---|---|
control + a |
行の先頭にカーソルを移動 | マウスを操作したり矢印をずっと押さなくていい! |
control + e |
行の末尾にカーソルを移動 | ↑上に同じく |
control + k |
今のカーソル位置から行の末尾までを削除*2 | control + aと組み合わせることで書いている行を一瞬で削除する事ができる |
control + h |
カーソルの左側の文字を削除(Macならdelete、Windowsならback spaceとほぼ同じ) | いちいちdeleteキーに指を伸ばさなくて良くなる!ホームポジションを崩す事なく文字を削除できる! |
control + d |
カーソルの右側の文字を削除(Windowsのdeleteとほぼ同じ) | ↑上に同じく |
カーソルの移動もEmacsと同じショートカット使えるのですが、キーが上下左右でバラバラで覚えづらいのでキーボード標準の矢印キーかKarabiner等でマッピングを変えてしまった方が個人的にはオススメです。
また、Mac標準で以下のようなショートカットもあるためよく使っています。
ショートカット | 動作 | 嬉しいこと |
---|---|---|
option + ← またはoption + →
|
カーソルを単語ごとに移動 | 矢印キーだけで移動するより早く移動できる(階段を1段飛ばしで登ってくイメージ) |
参考
*1: アプリが対応しているかによるのでfigmaだとcontrol + h
が効かない!みたいな事がたまにあります…
*2: 正確には切り取りのような動作で、一部の対応しているアプリではcontrol + y
で貼り付けが可能です。
おわり
以上が私がよく使う最速でMacを操作する基本的なtipsでした!
今年はずっと使っていたキーボードから自作の分割キーボードに乗り換え、いかに速く・楽に操作できるかを模索した一年でした。来年は好みのキーキャップやスイッチを見つけつつ、40%キーボードに手を出してみたいなと考えています。
最後に、スクリーンショットを撮る際はcommand + shift + 4
を使うと思いますが、この時control
も入力するとクリップボードだけに入るので貼り付けが楽&デスクトップがスクショで埋まらないのでオススメです。
次回はデザイナーの小森さんの記事になります!