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国内におけるLinuxが動かしやすいノートパソコンを調べてみた(ほぼ経験則)

Last updated at Posted at 2024-05-27

編集履歴

  • 2024/07/17 近況環境を追加
  • 2024/10/01 近況環境を再追加

はじめに

当方はQiitaを始めてから

  • 2018年 東芝 dynabook R734
    • 同年: Lenovo ThinkPad X240
  • 2019年 HUAWEI Matebook 13 2021
  • 2020年 Apple Macbook Air (M1)
    • 同年: Apple Macbook Pro 15 2018 (Intel)
  • 2022年 Microsoft Surface Pro 8
    • 同年: Lenovo ThinkPad X250
  • 2023年 Apple Macbook Pro (M1 Pro)
    • 同年: Xiaomi Book 13 2022
  • 2024年 MouseComputer mouse F4
    • 同年: Lenovo ThinkPad Z13 Gen 2
    • 同年: Apple Macbook Air 11 2015
    • 同年: Apple Macbook 12 2016
    • 同年: Apple Macbook Pro 16 (M1 Pro)(メイン)

と様々なコンピューターを使用してきた。どのパソコンも基本的にはLinuxを導入した(導入試行)ことがある。

なぜこんなにパソコンを変えているかというと、率直に表現するならば飽きるのである。
毎日パソコンとにらめっこすると同じ画面、同じフォント、同じ外観。そして同じ筐体。こんなにつまらないことは人生であまりない。そのため、私は1年のうちにいろんなパソコンを買ってそれをメインとして使用する。

現在では最終的にmouse F4がLinuxを運用している。Windows 11がプレインストールされているが、なんせ電源管理の設定が甘く、なおかつバグで設定が反映されないためスリープ後すぐにハイパネーションをおこなしてしまうためManjaroを導入した。

なんせこれが快適でありこの記事もManjaroを導入したmouse F4で書いているが、これを機に自分がパソコンを選ぶ上で必要な条件をまとめ、そして自分が望んでいるLinuxが動作するか考えていきたいと思う。

この記事が全国のLinux愛好家に役に立てば光栄です。

※当方なりの考えであるため、もしも間違った知見などがございましたらご指摘ください。

追記(2024/07/17)

mouse F4も手放しちゃった・・・・(2024年5月現在)
その後ThinkPad Z13 Gen 2、Macbook 2016 12インチが最適であると感じたため、下記に追記する。

追記(2024/10/01)

後期講義が始まってOffice製品が本格的に必要になってしまったので、M1 Proの16インチに変えちゃった(絶望)
Asahi Linuxもだいぶ進化してるそうなのでそのうちまた追記します。

追記(2024/10/10)

誤字脱字・日本語がおかしい部分を修正。

使ってきたPC

東芝 dynabook R734

スペック

  • CPU: Core i5 4310M
  • メモリ: 8GB
  • GPU: オンボード
  • OS: Ubuntu 20.04 LTS

この構成でUbuntuを導入していたが、特に不具合などなく普通に動作していた。

HUAWEI Matebook 13 2021

スペック

  • CPU: Core i7 10510U
  • メモリ: 16GB
  • GPU: MX250
  • OS: Ubuntu 20.04 LTS → Deepin

このパソコンはdGPUとしてMX250が搭載されていたためグラフィック性能が高かったが、Ubuntuを導入しようとした時に以下の不具合を遭遇してしまった。

  • WIFIがつながらない
  • dGPUとiGPUの切り替えがうまく行かない

上記の問題に遭遇してしまった。
WIFIに繋がらない問題はカーネルをアップグレードすることで解決できたが、dGPUとiGPUの切り替えがうまくいかない問題はどうしても解決できなかった。
NVIDIAのdGPUを搭載しているノートパソコンに限り、Bumblebeeというソフトウェアを使うことで動的に切り替えることができるらしいが、当方の環境ではどうやっても切り替えることができず片方ずつしか使えなかった。

しかし、同じLinuxのDeepinというOSを使用することで切り替えることができるようになった。当時はそこまでdGPUに関する知識がなかったため、Deepinを使っていた。

Apple Macbook Air (M1)

スペック

  • CPU: Apple M1
  • メモリ: 8GB
  • GPU: オンボード
  • OS: なし

現在ではAsahi Linuxという有志プロジェクトがあるが、当方は発売してから1ヶ月ほど経過してから購入したため当時はなかった。

しかし、次に買ったM1 ProのMacbook Proを購入した際、Asahi Linuxを導入した。

Apple Macbook Pro 15 2018 (Intel)

スペック

  • CPU: Core i7-8750H
  • メモリ: 16GB
  • GPU: AMD Radeon 555X
  • OS: Ubuntu

当時Ubuntuを導入しようと思っていたが、Macに搭載されているT2チップの影響でインストールができなかった。

Apple Macbook Pro (M1 Pro)

スペック

  • CPU: Apple M1 Pro
  • メモリ: 16GB
  • GPU: オンボード
  • OS: Asahi Linux

2つ目のMacbook。一回おためしでAsahi Linuxを導入してGNOMEを使っていたが、当時ベータ版ということもあり音が出なかった。今は手元にないため試せてはいないが、手放したことを後悔している(涙)

Xiaomi Book 13 2022

スペック

  • CPU: Core i5 1250U
  • メモリ: 16GB
  • GPU: オンボード
  • OS: Fedora

大阪日本橋で見つけた珍機種。ファンレス・有機EL・英語配列・逆パカ+ペン対応というとても使いやすかった機種だったことを覚えている。LinuxはFedoraを導入し、Waylandでタッチパネルがマルチジェスチャー対応ということで使っていたが、排熱効率が悪いのか頻繁にオーバーヒートで電源が落ちてしまうため返品した。
オーバーヒートさえなければ今も使ってたかも。

mouse F4

スペック

  • CPU: Core i7 1260P
  • メモリ: 32GB(増設)
  • GPU: オンボード
  • OS: Fedora

M1 ProのMacbook Proを手放した後に寄ったマウスの直営店で購入。その後メモリと1TBのSSDを購入して家に帰り増設。Fedoraを導入して使っていた。

WIFI・Bluetoothも普通に動作して快適だった。
むしろ、Windowsを再インストールした際トラックパッドやWIFIが使えず、電源関連のドライバーの不具合によりスリープ時大量に電力を消費する問題を抱えていたくらい、Linuxに最適なPCあると思う。

Lenovo ThinkPad Z13 Gen 2

スペック

  • CPU: Ryzen 7 PRO 7840U
  • メモリ: 32GB
  • GPU: オンボード(Radeon 780M)
  • OS: Fedora, Ubuntu -> elementary OS 7.1

現行のメイン機。公式がFedora 39やUbuntu 22.04 LTSに対応していることもあり基本的にインストールするだけで全て動作する。 ※何故かUbuntuだけドライバを読み込ませなければWIFIが動作しなかった。
本機は有機ELやエッジレスベゼル・赤ポチやNPUが搭載されている最新のPCであるためか、Windowsもとても快適に動作する。当方はデュアルブートにしたりクリーンインストールしたりととても使い倒している。

2024/07/17時点
デスクトップ環境に面白みがなくなったためelementary OSに切り替えた。
これが思いのほか快適。一番驚いたことはディスプレイマネージャーがXorg環境ではないのにマウスジェスチャーが使用できることであった。GNOMEやKDEではWaylandに切り替えないと使えなかったに・・・(驚愕)

Apple Macbook Air 11 2015

  • CPU: Core i5 5250U
  • メモリ: 4GB
  • GPU: オンボード
  • OS: macOS Monterey -> Fedora Spin (LXDE)

現行の文書用機。この2024年においてもはや化石と呼ばれるようなスペックであるが、11インチという小ささ。そして、Airにふさわしい薄さで最近はメイン機より使用頻度が高いPCである。

元々OSはmacOS Montereyを使っていたが、メモリの少なさから試しにFedora SpinのLXDEを導入した。GNOMEのようなジェスチャーに対応しているデスクトップ環境を使っていないので検証はしていないが、WIFI以外は特に何もしなくても動いた。
WIFIはのbroadcom-wlパッケージを導入することで動作するため、2024年においても普通に常用できるレベルで使える。

Apple Macbook 12 2016

image.png

  • OS: macOS Monterey

現在の文書用。上記のAirのメモリが4GBしかないためすぐにスワップを使いしんどかったため、ワンちゃんをかけてメルカリで動作不可のジャンク品を購入。
本趣旨とは離れてしまうが原因はPD充電器の出力不足であったため、普通に得した。
この機種はバタフライキーボードが不評であるらしいが当方はかなり好みであった。

メモリが8GBになったので一旦はmacOSで運用しているが、つまらなくなってきたらFedoraやUbuntuなどを入れたいと思っている。

Apple Macbook Pro 16 (M1 Pro)

image.png

  • OS: macOS Sequoia

ThinkPad Z13が突然異常消耗したりOneDriveやWindowsディフェンダーが開けなくなったりと無断で学内アカウントと連携し始めたりしたので我慢できなくなりソフマップで購入。
同記事にも載せているように以前は14インチのMacbook Proを使っていたが作業領域の大きいものが欲しかったので奮発して購入。14インチ→16インチ、16GB→32GB、512GB→1TBに。
Asahi Linuxも進化しているそうなので近々導入予定。

当方としての結論

上記のPCにLinuxを導入して一番感じたことは「汎用部品を使用しているPCほど対応具合が変わってくる」ということでした。
mouse F4は現代においてSO-DIMMやM.2のSSDが導入できたり、Macbook Air 2015 11はT2チップが搭載されていないためLinuxがブートでき常用している方が多かったりとそういった汎用品が搭載されているものほどインストール後の作業が少なかったです。

私は現在ThinkPad Z13 Gen 2とMacbook Air 2015 11を使用していますが、また飽きてこれからも様々なPCに乗り換えLinuxを導入していくことになると思います。その時はまたこの記事に追記していきたいと思います。

皆様にとって今後Linuxで使用していく上で選ぶ指標になればと思います。ぜひ、コメントにて皆様の意見をお聞かせください。

長々と聞いていただきありがとうございました。

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