教育機関向けTeams/遠隔授業でも少しでもリアル授業に近づけたい!
OneNoteClassNotebookの活用方法:先生と生徒が編集可能な共同作業スペース。デフォルトではいつでも編集可能ですが、締め切り(※)を設けたい時などはロックすることで編集不可にすることができます。でもちょっと注意が必要なので最後まで読んでいただきロックするかどうかご判断ください。(Microsoft Teams for Education/旧 Offce365 for Education)
※「締め切」りは日時を予約できるものではございません。
【OneNoteClassNotebook/ClassNotebookとは何ぞや?】
OneNoteの中でも教育機関向けの機能が充実しているOneNoteClassNotebookがあります。どの呼び方が正しいのは今一つわからないのですが、ClassNotebook/クラスノートブックとも言います。
ClassNotebook自体の説明はコチラ。
Teamsの「クラスノートブック」タブにプリセットされていますが、細かい設定はMicrosoft365ポータル、もしくはClassNotebookのアプリから行います。
共有作業スペースのロックについては、Microsoftの記事がありました。
<クラス ノートブックのコラボレーション スペースをロックする>
【ロックの設定手順】
1.Microsoft365にサインインします。ClassNotebookを選択します。(画面は環境によって異なります。)
2.[ノートブックの管理]をクリックします。
3.Notebookを選択します。(Teamsで新規作成した場合デフォルトでチーム名のNotebookが作成されています。)
4.Notebookの[共同作業スペースのロック]を確認します。(規定ではロックされていない状態です。)
5.[共同作業スペースのロック]のトグルボタンをクリックしロック状態を変更します。
設定は以上です。
それでは早速確認してみましょう。[ノートブックを開く]もしくはTeamsで[ノートブック]を開いてみます。[_共同作業スペース(CollaborationSpace)]の中に先ほど作成したセクションが見えます。
あれ?一見したところ、どこが変わったかわかりませんね。実はこちらは所有者である教師(先生)のClassNotebookになります。共同作業スペースをロックした場合、編集不可になるのはメンバーである学生(生徒)だけのようです。
では学生(生徒)のClassNotebookはどうなっているか見てみましょう。
アクセスしたとき一瞬ですが黄色いリボン「このセクションは読み取り専用です」が表示され、編集はできません。
そして、お気づきいただけただろうか?(心霊写真風)
別記事(ClassNotebookで生徒自身だけが編集/生徒全員が閲覧可能なページを公開するには?(Microsoft Teams for Education))で紹介した個別の権限設定を施した作業スペース(セクション)、このClassNotebookにも同じ設定をしておきました。同じ作業スペースを見比べていただくと、教師に表示されている[MemberA's Space]などは教師(先生)は編集可能ですが、学生(生徒)側のセクションには表示すらされなくなります。学生自身の編集領域が編集禁止・閲覧禁止になる?・・・できれば閲覧だけでもできるといいのですが、これは仕様なのでしょうか・・・?
念のためもう一度、Notebookの[共同作業スペースのロック]を解除してみます。
予想では共同作業スペース内は元通りになるはず。(ここでいう元通りとは先ほどロックする前の状態、という意味です)
当然、教師(先生)側のClassNotebookには変わった様子はありません。学生(生徒)のほうは、、とみてみるとコチラはロック中のままのようです。編集はできず個別の権限設定を施した作業スペースも表示されません。
あれ?ということで、もう一度[コラボレーションスペースのアクセス許可]を確認してみます。
見事にアクセス許可が外れているようです。
[共同作業スペースの使用方法ページ]だけは以下のように読み取り権限が残っていましたが、そのほかのセクションはオールクリアされていました。
[共同作業スペースのロック解除]でロック解除を解除するのは(ややこしいですが、簡単に言うとロックした場合)非可逆的ということです。(2020年10月21時点)
これはあまり良い仕様とは言いずらいので、いつか修正していただけると嬉しいです。ユーザーさんは気軽に設定変更をいたしますので、軽い気持ちで「ロック」したら権限設定が全部吹っ飛んでしまったというのはクレームになりそうです。(全部スルスルで公開されるよりはマシかとは思いますが、、、)
上記の挙動を見るとあまり気軽にお勧めできないかとは思いますが、編集不可にしたい場合はポチっていただくと学生(生徒)は閲覧のみ許可することができます。
上記検証は2020年10月21日時点の内容です。