こんにちは。今日は自分が新しくDeepLearning用のマシンを購入したので、それの環境構築が意外とすんなりいったので、メモとして記録していきます。
昔のCUDAといえばおぞましく入れるのが面倒な必須ライブラリでしたが、今となっては結構簡単に入るようです。
WindowsでDeep Learningしたい!!
Windows上で動く快適なDeepLearningを楽しむ基本的な手順としては
- Visual Studio C++環境をインストールし、CUDAを迎える準備を整える
- CUDA10を迎え入れる
- 必要なpythonパッケージを迎え入れる
- Visual Studio Codeを迎え入れる
- Visual Studio CodeをJupyter化
といった形を行うことで、コード生成や実験の早いDeepLearningの研究用の環境が整います。
今回使用した環境
今回、自宅で仕事を処理するために使おうと思い、新しくPCを新調しました!大体のスペックは以下の通りです。
- Intel i9-9900K 8core 16thread.
- RTX 2080 Ti 11GB GDDR6.
- 32GB DDR4 RAM
- 500GB NVMe SSD(正直1TBにすればよかった)
新調するために2013年に自作PCした時の知識を更新したのは
- 最新高性能GPUはRTX 2080Tiになって価格は18万円近くする
- RAMは規格がDDR4になってる。価格はサイズあたりそんなに下がってない。これから下がるらしい。速度も早くなってるらしい。
- SSDがPCIeで接続するようになって超高速化。10倍近い進化。
- 更にM.2規格でGPUを挿すPCIeの場所とは別の場所ができてる。
- SSDにSATA使うのはもはや時代遅れ。
- 価格がめちゃくちゃ安くなってる。1TB 2万円とか。早いのに大容量で安い。
- 一方でNVMeのSSDはめちゃ発熱するのでヒートシンクが必要
ご参考までにどうぞ。
1. Visual Studioを迎える
Visual Studioを迎える準備をします。CUDAを迎える前に、まずC++ビルドできる環境にする必要があります。
詳しくはこちらの記事も有用なので参考にしてください。
Visual Studio をダウンロード
ここから、Community版をダウンロードし、インストール。
Visual Studioをインストール
ここ、画像が用意できなくて申し訳ないんですが、重要な点を記載しておきます。
- そのままインストールするとVisual Studioだけをインストールされてしまうので意味ない。
- 必ずC++の開発オプションをつける
- 必ずPython開発オプションをつける
- C++は大枠をCheckすれば大丈夫。Python開発のオプションではAnaconda3 64bit版などの必要なオプションをインストールするのも忘れないようにしよう。
しっかりと設定を行ったら、インストールを行いましょう。
2.CUDAを迎え入れる
ここからCUDA10をダウンロードしてインストールを行いましょう。
手順を進めていけばOKですが
- しっかり出てくる文章を読むこと。
- Visual Studioがインストールされていないけど大丈夫か?という英語メッセージが出たらC++系が入っていないので1番をもう一度確認しましょう。
3.必要なパッケージを入れる
このAnaconda Promptをどうにかして管理者権限で開きます。
このAnacondaはVisual Studioのオプションで入ったものですが、Python Versionは3.6.5になります。
Chainerを入れる
とりあえずChainerを入れてみましょう。
C:\Windows\system32> pip install msgpack
C:\Windows\system32> pip install cupy
C:\Windows\system32> pip install chainer
をそれぞれ入力しましょう。
msgpackはcupyに必要なパッケージです。
PyTorchを入れる
PyTorchは公式サイトを参考にやるとすんなり行きます。(行かなかったらコメントください)
C:\Windows\system32> pip install https://download.pytorch.org/whl/cu100/torch-1.0.0-cp36-cp36m-win_amd64.whl
C:\Windows\system32> pip install torchvision
4.Visual Studio Codeを迎え入れる。
Visual Studio Codeを迎え入れましょう。
日本語化
拡張機能でJapaneseと検索すると、日本語化パッケージがあるのでこれを選択。
Python対応
拡張機能でPythonと検索すると、Python対応パッケージが出るのでそれをインストール
Jupyter対応
詳しくはこちらが非常に参考になります。
Visual studio CodeのJupyterについてはこちらが参考になります。
5.Enjoy!
Let's 研究ライフ!
そのうちベンチマーク的なコードを載せれたら載せたいと思います。