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【Rust環境構築】異世界転生者向けRust欲張りスタータキット

Last updated at Posted at 2020-05-24

概要

これは、Rustの世界に入りたい(or入ってしまった)異世界転生者向けのスタートガイドだ。
これさえあれば、十分にRustの世界を歩ける。というところまでを、この記事ではサポートする。

異世界転生者とは?

この宇宙にはいろいろな開発の世界と言語が入り混じり、存在している。
C/C++C#/JavaJavaScript/TypeScriptなど、
そういった、もともとの世界の住人が、別の言語の世界に飛び込むことを、
ここでは異世界転生者と呼称している。

異世界転生者故に、IT関係の知識(VSCodeやShellの概念、Dockerの扱いなど)はすでに習得済みだとして話を進める。
プログラミングに関する勘所はすでにあるため、異世界といえど、言語習得は比較的容易なはずだ。
私はそういった異世界転生者向けに、この記事を残す。

Rustとは?

Rustとは、C++並のバイナリ実行速度を持ちながら、実行時エラーを極端に嫌う設計により、
バグ自体がコンパイル時にわかる設計から、
競技プログラミングだけでなく、プロダクション開発にも応用されてる言語だ。

Rustの世界に入る

Rustの世界の入り方は、非常に複雑で、エラーを頻出させてしまうため、
ここでは、Dockerでの入門の仕方をおすすめしたい。
また、今回では諸々の説明を省くためVSCodeを選択するが、気を悪くしないでくれ。
VimmerにはVimモードもあるから、この際入門するのもいいぞ。

まず、Dockerをインストールする

Docker Desktop for Macをダウンロードして、インストールしよう。
あとはどうにか頑張ってくれ。兄弟。

おおっと、WindowsユーザもDocker Desktopがあるから同じようにやってもいけると思うぞ。
経験者は編集リクエストを頼む。

(Linuxディストリユーザどうすりゃいいんだってか?おまいはなんのためにLinuxを使ってんだ?)

Rustイメージを持ってくる

Dockerhubの公式Rustイメージから、Rustのコンテナを選んでCLIでPullしよう。
いっぱいあって、迷ってしまいがちだが、おすすめはrust:1.43とかのいわゆる無印モノだ。
rust:1-slimとかは余計な機能を落としてるから不便だぞ。

いよいよpullの時間だ、コンソールに以下を入力しよう。ここでは1.43tagを使うものとする。

docker pull rust:1.43

全部で400MB近くある。デカいのが来るぞ。

Rust環境に入る

docker runコマンドでコンテナを立ち上げよう

docker run -it --name rust-dev -d rust:1.43 /bin/bash

docker psrust-devというコンテナが立ち上がっていれば成功だ。
あとは、この世界に入り込めれば、異世界にダイブすることが出来るってことだ。

VSCodeでダイブする

VSCodeにはコンテナに接続して開発する機能がついている。
以下の拡張機能をインストールしよう。

スクリーンショット 2020-05-23 22.45.30.png

スクリーンショット 2020-05-23 22.45.46.png

これを利用したら、Rustのコンテナに入り込もう。

スクリーンショット 2020-05-23 22.47.42.png

この左端のDockerマークから、Containersをみると、動いているrust-devのコンテナがあるはず。
スクリーンショット 2020-05-23 22.49.14.png

これを右クリックして、Attach Visual Studio Codeを選択し、開発画面を出そう。

スクリーンショット 2020-05-23 22.53.53.png

これで、君だけの独立した開発環境が出来るはずだ。どんなにミスっても、消せばまた元に戻る優れものだ。

スクリーンショット 2020-05-23 22.56.02.png

初期設定をしよう。

まず、以下をコンテナのコンソールで入力しよう

cargo new --bin test_proj

あと、Rust拡張機能をインストールしよう。

スクリーンショット 2020-05-23 22.59.20.png

その次に、WorkSpaceの追加をしよう。

workspaceの追加

VSCodeにはrlsという機能が存在する。これを有効化するために、workspace化する必要がある。
スクリーンショット 2020-05-24 18.34.05.png

これで、先ほど作成した、test_projを選択する。そうすると、画面が再起動し、
rls機能をインストールするか?と聞かれるので、YESと答える。

そうすると、rls機能がインストールされ、rust関連のコード補完機能や、エラー機能などが使えるようになる。

これで基本的な環境構築は完了した。

Rustの世界を歩く

これで、基本的な環境構築は完了したが、Rustの世界に入っただけで終わっている。
君は、Rustの世界を歩いて冒険したくてウズウズしているところだろう。
Rustの世界の案内書は、実は無料で公開されている。
The Rust Programming Language
↑こちらから歩き始め、世界を探検しよう!!

旅は続く...

ひとまず、これで補完はバッチリ効くし、クリーンな開発環境が提供ができたと思う。
まだ旅は続くが、わたしの冒険への道しるべはここで終了しようと思う。

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