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【NeosVR】おなじ数字を色々な場所に書き込みたい。コンポーネントだけで。【LogiX】

Last updated at Posted at 2022-10-19

Relation/ValueMultiDriver<T>で解決

好きな値をどこか別の場所にコピーしたい時は、Transform/Drivers/ValueCopy<T>を使いますが、いろんなところにコピーして使いたい時はValueMultiDriverというコンポーネントがおすすめです。

・「コンポーネントをアタッチ」を押し、Relationsを開いたところにあります。

image.png
Value(Reference)MultiDriverは、Transform/Drivers内ではなく、Relations内にある。
image.png
クリックすると、ズラっといっぱい出てくる。例えば、文字だったら「String」、ブレンドシェイプであれば「float」、座標やスケールであれば「float3」を選ぼう。

つかいかた

image.png
コンポーネントを置いた直後の様子

コンポーネントはこんなかんじです。『Add』ボタンを押すと「コピーして上書きしたいとこリスト」が増えます

image.png
要素名 説明
persistent
基本的にTrue(☑)のままでいい。詳細は折り畳み。インベントリ等に保存、あるいはワールドをしたときにこのコンポーネントを残すかどうか。True(☑)だとそのまま残り、False(☐)にすると保存時に消えてくれる。
bool
UpdateOrder
基本的に0のままでいい。詳細は折り畳み。NeosVRが1フレームごとに行う処理の中の順番を指定できる。数字が小さければ先に、数字が大きければ後になる。
int
Enabled コンポーネントが動作するかを設定できる。False(☐)にすると動作しなくなる……はずだが、なぜかこのコンポーネントに関しては、どうあがいても動く。 bool
Value
コピーして描き込みたい数値を入れる。ValueCopyコンポーネントは「『ここの中身』を『ここの中身』にコピーしてね」みたいに使うが、ValueMultiDriverは「『この数字』を『ここの中身』にコピーしてね」みたいに使う。数字を直接描き込まないといけない。
ユーザーが指定した型
この記事ではfloat
Drives(list) コピー先(後述)を入れる。 IValueField
  • コピー先の入れ方
    • コピー先の数字を入力するところの左にある文字にレーザーを当ててグラブして「掴む」(↓例の場合Valueをつかんでいる)
    • 掴んだままDrives(list)のnullとなっている場所にレーザーを当てて離す
image.png
コピー先の数字を入力するところの左にある文字にレーザーを当ててグラブして「掴む」
image.png
掴んだままDrives(list)のnullとなっている場所にレーザーを当てて離す。
image.png
コピーされるとピンクになる。この状態のことを「Drive(ドライブ)されている」と言う

実践的な使いかた

コンポーネント単体を説明されても「これは何に使えるの」ってなりますが、いくつか楽しい使いかたができます。

  • コントローラーの入力をLogiXでドライブさせ、ValueMultiDriverでシェイプキーに書き込む。
    • トリガーを押し込むと、目を閉じて、口角を上げる、等ができる。
  • 設定したマテリアルの色(明るさ)を複数のマテリアルに書き込む。
    • コンテクストメニューのボタンを押すと、服に紋様(Emission)が浮かぶようになる。

これらは一例です。ぜひ皆さんで楽しく使ってください。

image.png
トリガーの押し込み具合をValueMultiDriver<float>に書き込むLogiX。NeosVRで表情を自力で設定する場合はこのようにLogiXを組むことが多い。
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