前提
- OpenScap
- AlmaLinux9構築済み
https://wiki.almalinux.org/documentation/openscap-guide-for-9.html - Lynx ※レポートのhtml確認用
手順
- openscapをインストールする。
yum install openscap openscap-utils openscap-scanner scap-security-guide
- 利用可能なプロファイルを確認する。
今回はCIS benchmarkのワークステーションL2を使います。
oscap info /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-almalinux9-ds.xml
- 実行したいプロファイルIDを指定し、スキャンを実行する。
--reportオプションで出力先を指定します。出力先フォルダを事前に作成しておく必要があります。
oscap xccdf eval --profile xccdf_org.ssgproject.content_profile_cis_workstation_l2 --results /tmp/ssg-results.xml --report ~/oscap/report/ssg-results.html /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-almalinux9-ds.xml
- レポートを確認する。 ※Lynxを使用。
スクロールしていくと項目の詳細を確認できます。
修正の仕方も確認可能です。
lynx ./oscap/report/ssg-results.html
※CIS benchmarkで要求されているパーティショニングを事前に行っているため、ここではその指摘は出力されていません。
Alma linuxのセットアップ時に、構成を以下のようにしておきます。
各パーティションのサイズは、用途に応じて調整してください。
- スキャンと修正を行う。
--remediateをつけるとある程度自動修正してくれます。
oscap xccdf eval --profile xccdf_org.ssgproject.content_profile_cis_workstation_l2 --remediate /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-almalinux9-ds.xml
↓こんな感じでfixedしてくれます。
※アクセス権やパーミッション設定、パーティションの作成を要するものなどは、自動で修復してくれない場合があります。これらは、手動で修正する必要があります。