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OpenScapを使用してCIS benchmarkでAlma linuxをハードニングするまで

Last updated at Posted at 2022-11-14

前提

手順

  • openscapをインストールする。
yum install openscap openscap-utils openscap-scanner scap-security-guide
  • 利用可能なプロファイルを確認する。
    今回はCIS benchmarkのワークステーションL2を使います。
oscap info /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-almalinux9-ds.xml
  • 実行したいプロファイルIDを指定し、スキャンを実行する。
    --reportオプションで出力先を指定します。出力先フォルダを事前に作成しておく必要があります。
oscap xccdf eval  --profile xccdf_org.ssgproject.content_profile_cis_workstation_l2 --results /tmp/ssg-results.xml   --report ~/oscap/report/ssg-results.html     /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-almalinux9-ds.xml
  • レポートを確認する。 ※Lynxを使用。
    スクロールしていくと項目の詳細を確認できます。
    修正の仕方も確認可能です。
lynx ./oscap/report/ssg-results.html

17.png
※CIS benchmarkで要求されているパーティショニングを事前に行っているため、ここではその指摘は出力されていません。
Alma linuxのセットアップ時に、構成を以下のようにしておきます。
各パーティションのサイズは、用途に応じて調整してください。
6.png

  • スキャンと修正を行う。
    --remediateをつけるとある程度自動修正してくれます。
oscap xccdf eval  --profile xccdf_org.ssgproject.content_profile_cis_workstation_l2  --remediate /usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-almalinux9-ds.xml

↓こんな感じでfixedしてくれます。
10.png
※アクセス権やパーミッション設定、パーティションの作成を要するものなどは、自動で修復してくれない場合があります。これらは、手動で修正する必要があります。

  • 残った項目を手動で修正する。
    私の環境では、以下ファイルのパーミッションがread onlyであったため自動でfixされませんでした。なので、これらは手動で修正を行いました。
    18.png

  • 以上。 ※私は全部PASSするように設定しましたが、全部対応する必要はありません。目的に応じてどこまで対応するか検討するとよいでしょう。

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