プロジェクトフォルダを短いパスに移動することの利点
ソフトウェア開発において、ソースコードやコンパイラの出力、ログなどを保存するために多数のフォルダとサブフォルダを作成する必要があります。しかし、これらのフォルダのパスが長い場合、不要な水平スクロールバーが表示されることがあり、コンパイルの出力やログにも混乱が生じることがあります。そこで、プロジェクトフォルダを短いパスに移動することは非常に良い方法であり、無駄な情報の混乱を減らし、作業をより効率的にします。
- 悪い例、フォルダのパスが長い、無駄や反復的な情報がたくさん。
2023-02-15 09:00:00 Project build started.
2023-02-15 09:00:01 Project "C:\Users\administrator\Documents\Visual Studio 2022\Projects\Demo\Demo.csproj" (Build target(s)):
2023-02-15 09:00:02 Build started.
2023-02-15 09:00:03 Demo -> C:\Users\administrator\Documents\Visual Studio 2022\Projects\Demo\bin\Debug\Demo.dll
2023-02-15 09:00:04 Creating directory "C:\Users\administrator\Documents\Visual Studio 2022\Projects\Demo\obj\Debug\".
2023-02-15 09:00:05 Demo -> C:\Users\administrator\Documents\Visual Studio 2022\Projects\Demo\obj\Debug\Demo.dll
2023-02-15 09:00:06 Build succeeded.
2023-02-15 09:00:07 "C:\Users\administrator\Documents\Visual Studio 2022\Projects\Demo\Demo.csproj" (Build target(s)) finished.
2023-02-15 09:00:08 Project build succeeded.
substコマンドを使用してプロジェクトパスをディスクのルートディレクトリにマップする
subst k: "C:\Users\administrator\Documents\Visual Studio 2022\Projects\Demo"
このコマンドにより、"C:\Users\administrator\Documents\Visual Studio 2022\Projects\Demo"のパスがK:にマップされます。その後、K:を使用して、そのパスにアクセスできます。
ただし、コンピュータを再起動すると、マップされたディスクがクリアされます。そのため、このコマンドをコンピュータの起動時に自動的に実行するように設定することをお勧めします。
- これは、パスを
K:に変更した後の出力です。
2023-02-15 09:00:00 Project build started.
2023-02-15 09:00:01 Project "K:\Demo.csproj" (Build target(s)):
2023-02-15 09:00:02 Build started.
2023-02-15 09:00:03 Demo -> K:\bin\Debug\Demo.dll
2023-02-15 09:00:04 Creating directory "K:\obj\Debug\".
2023-02-15 09:00:05 Demo -> K:\obj\Debug\Demo.dll
2023-02-15 09:00:06 Build succeeded.
2023-02-15 09:00:07 "K:\Demo.csproj" (Build target(s)) finished.
2023-02-15 09:00:08 Project build succeeded.
まとめ
これは小さな変更であるが、作業効率を大幅に向上させることができます。特に、大量のファイルやディレクトリを処理する場合には有効です。プロジェクトフォルダを短いパスに移動することで、視覚的な混乱を減らし、コードの作成とデバッグの効率を向上させることができます。したがって、プロジェクトを開始する前に、パスの最適化を考慮することをお勧めします。