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Javascript 文字列検索 indexOf() のちょっとした罠

Last updated at Posted at 2019-12-19

公開後追記

「JS 文字列 存在確認」 とかで検索すると indexOf() を使う方法がたくさん紹介されてますが、もっといい方法がありました。

@ttatsf さんよりコメントで

可能なら、String.prototype.includes() を使ったらいいですね。

というご指摘をいただきました。

"abcdefg".includes("abc") // true

単純な文字列の有無、存在するかどうかを知りたいときには String.includes() を使う方が、より明確であり適切。

追記おしまい

ちょっとした罠

気軽に文字列検索したいとき、正規表現使ったりするほどでもないなというとき、indexOf()を使いたい。

ただそんなとき、

Var string = "abcdefg";
if( string.indexOf('abc') ){
	// true
	console.log('true')
}else{
	// false
	console.log("false")
}

みたいに書いたとしたら


false

とでてくる。

なんでfalseになるのか?

これはindexOfの返り値は「True/False ではなく ヒットした文字列の出現位置」であり、なおかつ「1文字目は0番目」という仕様が関係している。
つまり、「0番目にヒットした」という意味で string.indexOf('abc') の返り値は 0 となり暗黙変換によって 0 = false として処理されることによる。。

厳密にfalseを取るためには、マッチしなかったときの返り値である -1 と比較してあげないといけない。


Var string = "abcdefg";
if( string.indexOf("abc") !== -1 ){
	// true
	console.log("true");
}else{
	// false
	console.log("false");
}

こうしてあげると正常。
決して条件式をそのまま突っ込んではいけない。

ビット反転演算子 ~ を使うケース

たまにビット否定演算子 ~ を使って


Var string = "abcdefg";
if( ~string.indexOf("abc") ){
	// true
	console.log("true");
}else{
	// false
	console.log("false");
}

としているソースコードがあるが、これは見落としたり直感的・一般的ではないと思うのでよっぽど軽量コーディングを心がけているチームでなければ導入しないほうが無難だと思う。

ちなみにこれが成立する理由は

任意の数値 x のビットごとの NOT 演算は、-(x + 1) を出力します。例えば、~5 で -6 を出力します。

ビット演算子 - JavaScript | MDN

とある通り。つまり以下のような変換を行なっていることになる。

~( -1) => 0  // 暗黙変換によりfalse
~ 2    =>  -3 // 暗黙変換によりtrue 

これはjsにおける「数値において0はfalse、0以外はtrueとする暗黙型変換」を利用したものだが、実質的には T/F で判定しているわけではないため、筆者はちょっと不安を覚えてしまう。

余談にはなりますが、ビット変換がなぜ1ずれるのかは2進数の性質上「正の数の最小値は0」であり、「負の数の最小値が-1」というのが理由。
気になる人は、符号付の2進数について調べてみると良いと思います。

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