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ROSの勉強 第1弾:topicの配信と購読

Last updated at Posted at 2021-01-29

#プログラミング ROS< topicの配信と購読 >

##はじめに
いよいよROSの勉強にも本腰をいれていく.1つの参考書に沿って,ROS(Robot Operating System)を難なく扱えるようになることが目的である.もうすでに,今までにも勉強はしてきており,簡単なところはすこし理解しているが,ここでは改めて初めから学び,復習も兼ねながら学習を進めていくこととする.

##環境
#####仮想環境

ソフト VMware Workstation 15
実装RAM 2 GB
OS Ubuntu 64 ビット
isoファイル ubuntu-mate-20.04.1-desktop-amd64.iso

#####コンピュータ

デバイス MSI
プロセッサ Intel(R) Core(TM) i5-7300HQ CPU @ 2.50GHz 2.50GHz
実装RAM 8.00 GB (7.89 GB 使用可能)
OS Windows (Windows 10 Home, バージョン:1909)

#####ROS

Distribution noetic
プログラミング言語 Python 3.8.5

##topic
トピック(topic):ノード間での通信を行う最も一般的な方法
様々なノードにデータが散らばる分散システムにおけるデータ交換でよく使われる配信/購読(publish/subscribe)型の通信メカニズムを実装している.

#####<流れ>
[step1] 公開: トピック名とおくるメッセージの型をアナウンス

[step2] 配信: ノードが,トピックに実際のデータをつけて送信すること

[step3] 購読: roscoreに要求し,あるトピックのメッセージを受け取ること

##topicの配信
公開の項目は設けていないが,配信のプログラムの中で公開が行われている.以下にソースコードを示す.

topic_publisher.py
#! /usr/bin/env python3

import rospy	#ROSに必要な基本的な機能を読み込む

from std_msgs.msg import Int32	#トピックに送るメッセージの定義を読み込む



rospy.init_node('topic_publisher')	#'topic_publisher'という名前でノードを新規作成(初期化)

pub = rospy.Publisher('counter', Int32)	#'counter'という名前で,送るメッセージの型をInt32に設定  ←公開


#####ここまでで,トピックは公開される.以下はトピックを使って送るメッセージについて

rate = rospy.Rate(2)	#2Hz(1秒間に2回)でメッセージを送る

count = 0	#送るメッセージを格納する変数
while not rospy.is_shutdown():
	pub.publish(count)
	count += 1	#毎回1増やす(カウント)
	rate.sleep()	#指定したrate(いまは2Hz)で実行されるために十分な時間をスリープする

この時点で,本当に配信できているかは,rostopic listにより見つけられる.さらにrostopic echo /トピック名とすれば,実際に送っているメッセージをターミナル(端末)上で見られる.
キャプチャ.PNG
このような感じである.注意点は,topic_publisher.pyを実行時には,roscoreを別のターミナル(端末)で入力し,立ち上げておかなければならない.仲介人が必要なのである.

##topicの購読
先ほどの手順で手動で配信メッセージを拝見できるが,この配信されているメッセージ内のデータを扱いたいときには購読する必要がある.以下にそのソースコードを示す.

topic_subscriber.py
#! /usr/bin/env python3

import rospy	#ROSに必要な基本的な機能を読み込む

from std_msgs.msg import Int32	#トピックに送るメッセージの定義を読み込む


def callback(msg):
	""" callback関数:購読するときに実行させる関数
		
		引数にmsgとあるが,関数を指定するときは特に引数を渡すことはない.
		自動的に購読対象を引数とする.

	"""
	print(msg.data)	#購読したメッセージのdataという変数に格納されているものを表示


rospy.init_node('topic_subscriber')	#'topic_subscriber'という名前でノードを新規作成(初期化)


sub = rospy.Subscriber('counter', Int32, callback)	#'counter', Int32のトピックを購読し,実行させる関数をcallbackに設定

rospy.spin()	#継続して処理をさせる.while not is_shutdown()のショートカットといえる

roscoretopic_publisher.pyを実行している状態で,topic_subscriber.pyを実行する.そのときのtopic_subscriber.pyを実行しているターミナル(端末)を以下に示す.
キャプチャ1.PNG
確かに,そのソーコードで示した指示通り,1ずつカウントされていることが分かる.

##感想
ROSは幾度も独学してきたがうまく整理ができていなかった.今回から,ここでまとめていくことで整理出来たらと思う.ROSは便利なツールである分,参考書も分厚く先は長そうだが,1~2か月でこの参考書1冊を終わらせたい思い出やっていく.

##参考文献
プログラミングROS Pythonによるロボットアプリケーション開発
        Morgan Quigley, Brian Gerkey, William D.Smart 著
                       河田 卓志 監訳
            松田 晃一,福地 正樹,由谷 哲夫 訳
                  オイラリー・ジャパン 発行

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