はじめに
アプリをリリースする際には、apkで審査出しする事もできますが、現在では殆どの場合aabファイルでの公開が主流ですよね。
ですがこのaabファイルという都合上、作成したaabファイルを端末へインストールする際に一手間かかってしまうのがある種の難点かと思います。
今回はこのaabファイルを端末にインストールする方法を備忘録的にまとめておこうと思います。
インストール方法
まずaabからインストールを行うためには、bundletoolが必要になります。
こちら未導入の場合は以下を実行し導入しておきましょう。
$ brew install bundletool
bundletoolが導入済みであれば、以下に適切な情報を設定し、実行します。
$ bundletool build-apks --bundle=<対象のaabファイル名>.aab \
--output=<作成するapksファイル名>.apks \
--ks=<署名ファイル名> \
--ks-pass=pass:<storePassword> \
--ks-key-alias=<keyAlias> \
--key-pass=pass:<keyPassword>
上記を実行し成功すれば、apksファイルが作成されます。
ちなみにapksファイルの作成には上記コマンドが基本的な内容になりますが、他にも任意の設定で合わせて実行すると便利なフラグがいくつかありますのでいくつかご紹介します。
-
--overwrite
ファイルを上書きするかどうかの設定です。
この設定が付与されていない状態で同じapksファイルを作成するとエラーになります。 -
--connected-device
接続されている端末を対象にapkを作成するかどうかの設定です。
この設定が有効になっていないと、全ての端末に対してのapkファイルを作成する形になります。
以上です。
他にも任意のフラグがいくつかあるので、気になる方は以下をご参照ください。
上記コマンドを実行し作成されたapksファイルは、以下を実行することで端末にインストール可能です。
$ bundletool install-apks --apks=<作成したapksファイル名>.apks
解説は以上になります。
さいごに
この時期は花粉症がしんどすぎますね、空気清浄機フル稼働しても勝てません😇