はじめに
エンジニアを志して皆さん勉強を始めていきますが、gitに関して知らない方、結構多い印象ですね。
わかってしまえば非常に便利なgitですが、概念が少し分かりづらいですよね。
いきなり触るとなった場合にも困る事がないよう、経験のない方向けにシリーズとしてまとめていこうと思います。
今回は前回に続き、part2、gitクライアントについてご説明したいと思います。
gitクライアントとは?
gitクライアントとは、一言でお伝えするとgitを簡単に操作が可能なソフトウェアの事を指します。
前回の記事でも述べましたが、gitは基本コマンドラインツールで操作をする事が多いので、操作に対してハードルが高い印象です。
そこで便利なのが、gitクライアントというわけです。
GUI(グラフィカルユーザーインターフェースの略、視覚的に操作可能なものを指す)で操作可能である事から、コマンドラインツールを普段使用しない方でも簡単にgit操作が可能になります。
また、gitクライアントは様々な種類があるので、基本的に現場で使用する際は皆さんそれぞれ好みに合ったもの使っている印象です。
私もこれまでに色々試していますので、その中からオススメなgitクライアントを以下3つほどご紹介したいと思います。
オススメ1 SourceTree
オススメ1つ目は、SourceTreeです。
jiraやTrelloなどを運用しているatlassianが提供しているgitクライアントで、大体gitクライアント使用されている方はこちらを使っている方が多いんじゃないかと思います。
私もこちらのgitクライアントを長年使っていますが、後にご紹介するコミットや、プッシュ、タグ打ち、クローンなど非常にわかりやすく、総合的な使用しやすさという点ではこのツールが一押しかと思います。
デメリットとしては、atlassianのアカウントを作成する必要がある事と、動作が少々重い場合があるという点ですね。
上記を含めても使用しやすさという点が勝るので、迷ったらこちらを使ってみると良いと思います。
オススメ2 GitHub Desktop
オススメ2つ目は、前回ご紹介したGitHubが提供している、gitクライアントです。
こちらは比較的新しいgitクライアントですが、不動の人気を誇るGitHubが提供しているという事から、SourceTreeからこちらに移って使用される方も多い印象です。
私もこちらを一時期使っていた時期があったのですが、差分はご紹介のツールの中で一番見やすい印象ですね。
どちらかというとエンジニア向けな印象ですが、コミットやプッシュなどSourceTree同様に比較的わかりやすく、gitの基本操作はどなたでも問題なく使用できるかと思います。
オススメ3 git fork
オススメ3つ目は、git forkです。
上記2つに比べると知名度は劣るものの、基本操作は問題なく可能で、何よりディレクトリの歴史が今回の3つの中で一番見やすい印象です。
また、rebaseというgit操作があるのですが、こちらに関しても随一の使用しやすさを誇っているのが、このツールですね。
※ちなみにこちらのツールは長期間利用する場合有料となるので、その点は注意いただければと思います。
さいごに
gitクライアントは誰でも簡単にgitを使用する事が出来る素晴らしいツールです。
コマンドラインでの操作も便利な場合がありますが、gitを使い慣れていない方は是非gitクライアントの導入を検討してみると良いと思います。