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IntelliJ IDEAでもAndroid開発できますよ?

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はじめに

みなさんAndroidの開発をされている際、IDEは何を使用されていますか?
もうほとんどの方がAndroidStudioを使っているんじゃないかと思いますが、中にはEclipseを使っているという猛者もいらっしゃるかもしれません。

そんな中で私はフッと疑問に思いました、 AndroidStudioと開発元が同じであるIntelliJ IDEAでもAndroid開発できるんじゃないか、と、、、。

はい、結論から申し上げると、IntelliJ IDEAでもバッチリAndroid開発できます!
そこで今回はIntelliJ IDEAを使用してAndroidの開発環境を構築し、ビルド実行できるようになるまでの手順をまとめてみたいと思います。

導入準備

今回の検証はMacを前提としてご説明します。

IntelliJ IDEAでAndroid開発を行う為にはまず、開発環境へプラグインを導入する必要があります。
導入が必要なプラグインは2種類で、以下になります。

スクリーンショット 2024-05-04 18.21.20.png

スクリーンショット 2024-05-04 18.22.18.png

この2種類が必須になります、どちらもJetBrainsお手製で信頼のおけるプラグインです。
このプラグインを導入しないとAndroidのプロジェクトを作成できないので、必ず導入しておきましょう。

手順その1: プロジェクト作成

プラグインを導入して環境構築の準備ができたら、次にプロジェクトを作成していきます。

スクリーンショット 2024-05-04 18.23.49.png

NewProjectから上記表示を行うとメニューにAndroidが追加されている為、こちらを選択しプロジェクト作成を進めていきます。
プロジェクト構築前にSDKが未導入の場合は、上記画像のようにInstall SDKと出ているので、SDK未インストールの場合は先にインストールする作業が必要になります。

スクリーンショット 2024-05-04 18.24.30.png

インストールを進めていくと上記画面が表示されますが、すでにAndroidSDKを導入済みだったりすると上記画像下部に表示されている警告が出たりします。
こちらすでにあるSDKに上書きされたくない場合は別のディレクトリへインストールするなどで対応すると良いかと思います。

スクリーンショット 2024-05-04 18.26.43.png

無事SDKのインストールが終わると、上記画像のようにsuccessfullyと表示されるので、次に進めていきます。

スクリーンショット 2024-05-04 18.27.43.png

先ほどの画面から次に進むと、作成するアプリケーションの詳細を求められます。
今回はスマホを対象とする為、Phone and Tabletを選択します。

次に作成するプロジェクに存在する画面の状態ですが、今回は特に予め用意したいUIはないのでEmptyActivityを選択して次に進みます。
この辺りはお好みで選んでいただく形で問題ありません。

スクリーンショット 2024-05-04 18.27.58.png

次に、プロジェクト名などの情報を設定していきます。
名前パッケージ構造保存する場所などを任意の情報へ設定し、下限バージョンを設定します。
ここでは7にしていますが、お好みでどうぞ。

最後にBuild configration languageですが、デフォルト通り kotlinDSL(build.gradle.kts) にて問題ありません。

上記を設定し、Createを選択することでプロジェクト作成は完了です。

スクリーンショット 2024-05-04 18.29.25.png

作成されたプロジェクトの状態はこんな感じです。
Composeがデフォルトとなっていて、端末も最初から認識されていたりとなかなか良い感じです。

手順その2: JDKの設定

プロジェクトは作成が完了しましたが、現段階ではまだビルドができる状態ではありません。
そこで、ビルドが正しく行えるよう、JDKの設定を行います。

スクリーンショット 2024-05-04 18.59.05.png

画面上部のメニューから、【File】 > 【Project Structure】 を選択し、プロジェクトの設定画面を表示します。

スクリーンショット 2024-05-04 19.03.15.png

プロジェクト設定画面を表示したら、上記画像赤枠のプラスアイコンから、Download JDKを選択します。

スクリーンショット 2024-05-04 19.05.45.png

上記からDownload JDKを選択すると、ダウンロード対象のJDKを選択する画面が表示されます。
ダウンロードは最新のJDKを選択する形で問題ないと思います、ダウンロード先もデフォルトで問題ないです。
適切なJDKを選択したら、Downloadボタンより追加可能です。

スクリーンショット 2024-05-04 19.09.10.png

ダウンロードが成功すれば、上記画像にダウンロードしたJDKが追加され、Classpath欄にダウンロードしたJDKの詳細が並んでいるかと思います。

スクリーンショット 2024-05-04 19.10.25.png

最後に先ほどダウンロードしたJDKをGradleに設定する必要があります。
【IntelliJ IDEA】 > 【settings】 から設定画面を表示させ、Gradleの設定へ進みます。
Gradle欄を開くと、画面下部にGradle JVM設定欄があると思いますので、そちらへ先ほどダウンロードしたJDKを適用させます。
これでビルドができる状態となりました、IntelliJ IdeaでガッツリAndroid開発が可能です!

ちなみに実行するとHelloAndroid!と表示されています。

さいごに

IntelliJ IDEAでAndroid環境を構築してみると、見た目はもうAndroidStudioそのものです(笑)
想像していたよりも簡単にAndroid環境を構築できたので驚きました、細かい部分でAndroidStudioには劣りますが、これはこれで便利に開発ができそうな気もしますね。
個人での開発はしばらくこちらを使ってみて、何か不便が出たら改めて記事としてまとめてみたいと思います。

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