はじめに
AI界隈の中でも利用者数が多いchatGPTですが、予定しているアップデートは非常に魅力的なものが多い印象です。
そこで今回は期待も込めて、控えている新機能のアップデートに関してまとめてみようと思います。
1. GPT-5
OpenAIはGPT-4に続く、次世代モデル「GPT-5」の開発を進めています。
このモデルは、GPT-4で指摘された推論エラーや不適切な応答を改善し、より高度な対話能力を提供することが期待されています。
リリース時期は当初2024年の中頃を予定していたようですが、OpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏は2024年11月1日に行われたRedditのAMAセッションで、「GPT-5は2024年中には登場しない」と明言しました。
一方で、OpenAIのCTOであるミラ・ムラティ氏は、2024年6月19日に公開されたダートマス大学での対談で、今後1年半以内にリリースされる次世代モデルが、特定の作業において「博士課程レベル」の知能に達すると述べています。
この発言を基にすると、大体GPT-5のリリースは2025年末頃になりそうなのかなと予想しています。
GPT-5とても楽しみにしているのですが、現行のバージョンでは図を解釈して問題解決を支援するなどの使い方を想定した場合まだ一歩足りないので、次のバージョンでこの辺りの精度が上がることを期待したいですね。
2. Siriとの統合
Appleは、iOS 18.2のリリースに伴い、SiriにChatGPTを統合する計画を進めています。
このアップデートは2024年12月2日にリリースされると予測されています。
これにより、iPhoneユーザーはAI機能「Apple Intelligence」を活用し、Siriの機能性が大幅に向上することが期待されています。
ちなみにiOS 18.2のベータ版では、既にSiriとChatGPTの統合がテスト配信されている状況になります。
最近リリースしたIpadMiniもAppleIntelligenceに対応したりと、確実にAIの運用を視野に入れていますよね。
ただ開発という観点では、Appleは少し出遅れている感がありますね。
Swift Assistなど開発に利用できるAIも発表されていますが、GoogleではすでにGeminiが浸透していてかなり利用できる状況が確立されているので、ここからどう巻き返していくのか期待したいところです。
3. CriticGPT
CriticGPTは、OpenAIが2024年6月27日に発表したAIモデルで、ChatGPTが生成するコードの誤りを検出・修正することを目的としています。
このモデルはGPT-4をベースに構築されており、ChatGPTの出力に含まれる不正確な点を指摘することで、AIトレーナーのトレーニング精度向上を支援します。
AIモデルは日々高度化していますが、同時に人間がAIの出力を評価・修正することが難しくなっています。
特に、ChatGPTのような大規模言語モデルが生成するコードの誤りを見つけるのは非常に困難だと言えますね。
そこでこの課題を解決するため、CriticGPTはAI自身がAIの出力を評価・修正する役割を担うことを目指しています。
このCriticGPTが今後一般公開や商用利用が可能になるかは未定ですが、このCriticGPTがこの先控えているGPT-5などのAI精度をより向上させていくものになることは間違いありません。
GPT-5などと合わせてCriticGPTの動向に関しても今後に期待ですね。
さいごに
親知らず抜いた際のアザが消えません・・・