UE4でHTC Vive向けのアプリをパッケージする際に、あるトラブルがあったので書きます。
#現象
UE4でHTC Vive向けのアプリを作成したのでパッケージングしたところ、Windowsアプリとして起動するだけでHTC Viveのヘッドマウントディスプレイに映らないといった現象がありました。
この時の嘆きのTwitterです。
なぜかue4でパッケージしたヤツがviveで動かない!
— 荻野雄季@東ゲ部スパイ (@YuukiOgino) 2016年6月21日
何か設定がいるのか?
ただ普通にWindows用にパッケージしただけではHTC Viveに映りません。
※UE4.12.3で検証
#解決方法
エピックゲームズジャパンの下田様から、以下のRetweetを頂きました。
@YuukiOgino Vive側の表示にならないという事でしたらどなたかが「stereo on」というコマンドを起動時に呼ぶようにすることで出来たと呟かれていた気がします。
— シモダジュンヤ Jun Shimoda (@junyash) 2016年6月21日
なるほど!
早速頂いた情報を元に処理を一つ追加しました。
レベルブループリントのBeginPlayに以下の処理を追加します。
Execute Console CommandのCommandに「Stereo On」と記入するだけです。
これでHTC Viveのヘッドマウントディスプレイに、自分が作成したアプリが正常に表示されるようになります。
#お礼
下田様、お忙しい中お答えいただき、ありがとうございます!
#追記(2016/6/22)
alwei様から、この記事に書いた処理はOculus Rift CV1など最近のVRヘッドマウントディスプレイでは共通であるとリツイートがありました。
これはOculus Rift CV1など最近のVR HMDで共通ですね。僕もVRハッカソンで使いました。 https://t.co/9Phsmiw1Wv
— alwei@C90日-西d64b (@aizen76) 2016年6月22日
この作業はVR開発を行うのであれば必須です。
UE4でVRヘッドマウントディスプレイ向けのアプリをパッケージングをする時は、必ず「Stereo On」を記入しましょう。