プロジェクトマネジメント学習の一環として、
「童話でわかるプロジェクトマネジメント」を拝読させていただきました。
本書を読んでみて、
日頃の業務は忙しく、ついつい場当たり的な対応をしてしまいますが、
全体像をつかんで仕事に取り組む重要性を感じております。
童話ベースでの書籍ということもあり、
初心者向けの内容になっておりますが、童話とPMが上手く紐づけられており、
単純な読み物としても手に取ってみる価値はあると思います!
以下、個人学習メモ#1を共有いたします。
日常業務(繰り返し業務)とプロジェクトは違う
そもそもプロジェクトとはなにか。
プロジェクトとは、今までやったことがない、特別な仕事です。(独自性・新規性)
普段やっている仕事を繰り返す「ルーチンワーク」ではありません。
【日常業務】
すでに実績のある作業であり、下記のようなフローで対応する。
ー 作業計画⇛実行⇛評価⇛改善 (PDCA)
【プロジェクト】
これまでに実績がなく、目標や実施内容を事前に検討して行う作業。
下記のようなフローで対応する。
ー 立ち上げ⇛作業計画⇛実行⇛終結
※ プロジェクト進行に伴い、立ち上げ・計画には適宜修正が入る。
プロジェクト立ち上げのポイント
日常業務とプロジェクトの一番の違いは、やはり「立ち上げ」の部分かと思います。
「立ち上げ」では、実績がなく詳細不明のプロジェクトの目標や取り組み内容を検討し、周囲と合意する必要があります。以下、「立ち上げ」の検討観点になります。
- プロジェクトの目的(なんのためにするか)
- ゴール(何をもって成功とするか)
- 最優先事項(スケジュールか、コストか、品質か)
- プロジェクト体制(どんな人材・組織編成か)
- プロジェクト進捗記録・管理方法
少々ざっくりとしていますが、
実際に「立ち上げ」を主導する場合には他案件の過去資料等が参考になるかもしれません。
プロジェクト計画中のマネジメントポイント
「立ち上げ」が完了したら、下記観点に漏れがないようプロジェクトを計画していきます。
- プロジェクト全体管理
- スコープ
- スケジュール
- コスト
- 品質
- 資源
- コミュニケーション
- リスク洗い出しとその対策
- 調達
- ステークホルダー
上記はPMBOK(第6版以前)における、
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