前提確認
社内ネットワークなどでプロキシを使用している場合に,npm
や git
など様々なコマンドがそのままでは利用できない.この問題を解決する手段として,コマンドにプロキシを設定するやり方がある.
今回は npm
での設定方法について記述する.
コマンドラインでの設定
全てのプロジェクトに設定したい場合,以下のように設定すれば基本は問題ない(はず).
npm -g config set proxy http://<proxy_host_name>:<proxy_port>
npm -g config set https-proxy http://<proxy_host_name>:<proxy_port>
npm -g config set registry http://<proxy_host_name>:<proxy_port>
なお,これらの設定を解除するには,次の通り実行する.
npm -g config delete proxy
npm -g config delete https-proxy
npm -g config delete registry
一度設定するだけで良ければ上記でも良いが,「ネットワークによってプロキシを変更したい」「プロジェクト毎に設定を分けたい」という人もいるでしょう.(本当に?)
.npmrc
の書き方
そこで登場するのが .npmrc
.
.bashrc
などと同じように,予め設定した情報をコマンド実行時に読み込んでくれる.
npm
プロジェクトフォルダ直下に置けば,プロジェクト毎に違う設定を適用できる.
ネットワーク毎に切り替える機能ないようだが,特定のネットワーク下でのみ適用するように工夫すれば,前述の6つのコマンドを実行するよりは簡単にプロキシの有効化/無効化を切り替えられる.
書き方は次の通り.
.npmrc
proxy=http://<proxy_host_name>:<proxy_port>
https-proxy=http://<proxy_host_name>:<proxy_port>
registry=http://<proxy_host_name>:<proxy_port>