『武器としての組織心理学』という本に
上司と部下はお互いに資源を与えあう と書いてあった。
これが僕のマネジメント論にとても良い変化をもたらしてくれたので
そのことについてざっくり書いてみる。
どんな資源か?
・上司から部下へ:「仕事」や「評価」
・部下から上司へ:「情報(報告など)」や「信頼」
ここに自分の考えを付け加えると、
これらの資源の交換はすべて、「仕事」から始まると思った。
上司が仕事を与え、部下がそれを遂行する過程で上司への報告が発生し、成果物ができる。
その成果物を上司が評価することで、部下から上司への信頼が発生する。といった具合に。
つまり、上司が部下に気を遣って仕事を与えないと
仕事を通じて生まれる評価という資源も与えられなくなる。
そうすると、上司が信頼を獲得することもままならなくなってしまう。
この考え方を知ってから、メンバーに仕事をアサインすることに抵抗がなくなった。
むしろ、仕事を与えない=資源を与えないということであり、
それは無礼ともいえるのではないか?とまで。
なので、仕事はどんどん与えていくし、時には負荷をかけるかもしれない。
でもその分は評価として報いる。
そうすることで、メンバーへ提供する資源を最大化していきたい。
今それができてるかは置いといて、そういうマネージャーでありたいと思う。