「開発案件がない中でQAはどのようにして価値を発揮できるだろうか」
これについて考えてみたので言語化してみる。
QAの本質は「あるものを良くすること」だと考えている。
(他にもあると思うが、それは一旦置いといて。)
その1つの手段としてのテストなわけだが、
テストフェーズや開発工程によってテスト対象は変わる。
状況により、あらゆる成果物がテスト対象となりうる。
そして世の中に存在するあらゆるサービスは
「課題(負)の解消」か「更なる付加価値」の役割を担っていると思う。
マイナスを埋めるものかプラスをもたらすものか、
どちらにしても「人の暮らしを豊かにする」ものである。
少し話が逸れたけど、
ある時は開発ビルド、ある時はUIUXデザイン案、ある時は要件定義書など、
あらゆるものがテスト対象になりうると書いた。
そして前述の「サービスが担う役割」を踏まえると、1つの説が思い浮かぶ。
究極のテスト対象は「人の暮らし」ではないだろうか?
開発工程も、PJも、会社という枠組みすらも飛び越えて
「人の生活そのもの」をテスト対象とし、そこに潜むバグを見つけ、取り除く活動をする。
これはつまり、プロダクト開発そのものと言っていい。
開発案件がない中でQAはどのようにして価値を発揮するか、
その答えは「QA自らプロダクトを作る」ことだと思う。
そしてそれは近い将来、AIの台頭によって無理な話ではなくなるような気がしている。