はじめに
弊QAチームでは約1年半に渡り、テスト管理にはTestrailを使っております。
2024年6月、チームの部署変更がきっかけで、テスト管理ツールを見直すことに。
継続要否を決めるにあたりチームで議論した
「Testrailの良いところ、イマイチなところ」をまとめてみます。
※主にスプレッドシートとの比較になることをご了承ください
前提
- QAチームについて
- 筆者含む7人体制
- 約1年半、テスト業務にはTestrailを使用
- メンバーはTestrail熟練者
- 筆者について
- QA歴:9年弱
- 上記QAチームのリード。その為この半年間テスト業務はやってなかった
- しかし、最近テスト業務もやることになった
- Testrail歴は約2ヶ月の素人Testrailer
- 過去のテストケースは99%スプレッドシート
- QA歴:9年弱
良いところ
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画像挿入しやすい
- ドラッグ&ドロップでできるのが直感的!
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項目を検索しやすい
- スプレッドシートでは都度シートを開く必要がある
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セクションごとのコピーが楽
- スプレッドシートだとセルがズレることも…
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テスト実施時に見やすい
- スプレッドシートは横長になりがち
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コメントを残せる
- テスト実施状況のログを細かく記録できる!
イマイチなところ
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項目作成が手間
- 項目のガワを作成→中を開き「手順」や「期待値」を入力する というUX
- そのため、1項目ごとに画面遷移を1つ挟む必要がある
- 項目のガワを作成→中を開き「手順」や「期待値」を入力する というUX
項目が多い場合はCSVでのインポート機能を使うと良い
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表が作りづらい
- 直行表やペアワイズテストなどとの相性が悪い
スプレッドシートで表を作り、Testrail上にURLを貼るハイブリッド形式で対応
終わりに
厳正なる議論の結果、今回はTestrailを継続することに決定!
議論の中で出てきた「イマイチなところ」はnoteに記載の対応でカバーしていくことになりました。
テストリードの立場からしてみると、テスト内容やプロセス改善に使えそうな機能もあるように見受けられますが、まだ使いこなせていないのが正直なところ…。
これからじっくり、その良さを引き出していけたらと思います。