皆さんこんにちは、マイクロソフトの川端です。
Microsoft Power Automateの有用な情報を発信していきます。
1. はじめに
2020年9月のMicrosoft Igniteで発表のありましたPower Automate Desktop(プレビュー版)の10月アップデート情報が公表されました!
https://flow.microsoft.com/ja-jp/blog/power-automate-desktop-october-2020-update/
本内容はUIフローのインストールの際に確認できる下記バージョンでの動作内容となります。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-automate/ui-flows/setup
既にPower Automate Desktopを導入済みの場合には、一度Power Automate Desktopを端末からアンインストールし、最新版のインストーラーでお試しいただければと思います。
2. Power Automate Desktop(プレビュー版)の10月アップデート情報
コンソール内でのエラー通知が可能に
Power Automate Desktop内で管理されているフローを直接実行した場合に、実行エラー結果が返ってくるようになりました。
フロー名で扱える文字列が増えました
下記のような文字列「<>/*"」の扱いができるようになりました。
保存したフローのキャッシュを利用できることで読み込みが高速化
SaaSのPower Automateクラウドサービス(通常のワークフロー、ビジネスプロセスフローを管理している環境)からの読み込みが高速化されました。過去に読み込まれて変更がないPower Automate Desktopフローに関しては、ローカルにフローデータを保持しているので、高速に起動することが可能となりました。
Power Automateの実行履歴でサブフローの情報が参照できるように
Power Automateクラウドサービスにおける、[マイフロー]>[実行履歴]で実行ログを確認できるようになりました。
アクションパラメーターがグループ化され、より効率的に
パラメーターで画面上散在していたものをひとまとまりにし、分かりやすく変更されました。下記のような様々なアクションの設定がより直感的でわかりやすく構成されています。
デスクトップレコーダーで「キーの送信」アクションが記録できるように
画面操作を操作しながらフローを作成できるデスクトップレコーダーが更に高度化され、キーボード操作がデスクトップレコーダー上で記録できるようになりました。
SAPのレコーディングが可能に
SAPアプリケーションに対するレコーディングが可能になりました。
フローの実行中にサブフローの情報が参照でき操作できるように
Power Automate Desktopで新しいアイコンに
より直感的な親しみやすいアクション内のアイコンとなりました。
メールメッセージの変数プロパティのFromとToが取得できるように
「メールを取得」アクションのなかで、RetrievedEmailsの変数からFromとToが取り出せるようになりました。
UI Automation、Active Directory、OCR(光学文字認識)、ターミナルのエミュレーションモジュールの機能追加
TeamsやWindows標準のアプリケーションの画面コンポーネントの取得手段であるUI Automationが機能追加され、またOCRやターミナルのエミュレーションモジュールの機能が機能追加されました。