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MicrosoftのRPA - Power Automate Desktop 11月アップデートについて

Last updated at Posted at 2020-11-21

皆さんこんにちは、マイクロソフトの川端です。
まだPublic Preview中のPower Automate Desktopですが、2020年11月中のアップデート情報をお伝えしていきます。

1. はじめに

2020年9月のMicrosoft Igniteで発表のありましたPower Automate Desktop(プレビュー版)の11月アップデート情報が公表されました!
https://flow.microsoft.com/ja-jp/blog/power-automate-desktop-november-2020-update/

本内容はUIフローのインストールの際に確認できる下記バージョン(2.1.42.20312)での動作内容となります。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-automate/ui-flows/setup

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既にPower Automate Desktopを導入済みの場合には、一度Power Automate Desktopを端末からアンインストールし、最新版のインストーラーでお試しいただければと思います。

2. Power Automate Desktop(プレビュー版)の11月アップデート情報

生産性に関する機能向上

タスクトレイ(システムトレイ)でPower Automate Desktopが操作できるように

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フロー実行中に実行時の通知が可能に

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エラー発生時の通知では、どのアクションでうまく動作しなかったのか、具体的なアクションの箇所が通知されています。

フローデザイナーで編集中に作業"環境"を変更できるように

以前までPower Automate Desktopのクライアントアプリケーションの初期画面(コンソール画面)でしか環境の変更ができなかったのに対して、今回のアップデートではフローデザイナーレベルでの環境の変更が可能となり、1つの環境だけでなく様々な環境にまたがって並行してフローデザイナーからフローを編集することが可能となりました。
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フローデザイナーを開いているときもコンソール画面からフローの実行が可能に

フローデザイナー(背後)で編集中のフローであっても、コンソール(手前)からフローの実行ができるようになりました。実行されるのは編集中のものではなく、最後に保存されたフローのバージョンとなります。
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フローデザイナーでの編集時エラーの発生状況が、コンソール側でも確認できるように

ステータス情報に「エラーがあります」と通知されるようになりました。
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開発に関する機能向上

エラーハンドリングがフローデザイナーで実現

新しいアクションとして[ブロックエラー発生時]というアクションが追加されました。
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複数のアクションのまとまりに対してエラーが発生した場合にエラーのハンドリング(フロー実行の継続/スローエラー)が設定できるようになりました。
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実際の構成イメージは下図の通りです。
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ウェブの画面要素のイメージがウェブレコーダーで適切に保存されるように

以前はうまくキャプチャできていなかったイメージが適切にとらえられるようになりました。右のベインメニューにある、ひし形のアイコン"UI要素"をクリックすることで参照可能です。
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コマンドバーのアイコンが常に見えるように

ウィンドウサイズの変更によっては今まで隠れてしまっていたコマンドバーのアイコンが常に表示されるようになりました。
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3. まとめ

2020年9月に発表されたばかりで、まだGA(一般公開)となっていないPower Automate Desktopですが、一般公開に向けてどんどん機能拡張、機能追加していっています。今後もアップデートを継続していきますので注目していただけると幸いです!

Power Automate Desktopの無料トライアルはこちら

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