皆さんこんにちは、マイクロソフトの川端です。
2021年5月のPower Automate Desktopのアップデート情報を紹介していきます。
1. はじめに
元の情報(英語)はこちらになります。
https://flow.microsoft.com/ja-jp/blog/power-automate-desktop-may-2021-update/
本内容はPower Automate Desktopのバージョン2.9.29.21133での動作内容となります。
本バージョンから、Power Automate Desktopの新規バージョンがリリースされた場合にはPower Automate Desktopの利用ユーザーに通知され、そのままアップグレードできるようになりました!
Power Automate Desktopを最初にインストールする場合はこちらから:https://flow.microsoft.com/ja-jp/desktop/
2. Power Automate Desktopの2021年5月アップデート情報
アップデート通知がPAD上でなされるように
繰り返しとなりますが、マイクロソフトダウンロードセンターから新しいバージョンが通知され、インストーラーが直接ダウンロードできるようになります。
ヘルプメニューから利用できる項目が増えています
ドキュメント
公式のdocsへのリンクです。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-automate/desktop-flows/introduction
学習
Learnへのリンクです。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/learn/browse/?products=power-platform&terms=Power%20Automate%20Desktop
コミュニティ(英語)
PAD Forum Boardへのリンクです。Microsoft製品チームも参加しておりますので、直接Q&Aに参加可能です。
https://powerusers.microsoft.com/t5/Power-Automate-Desktop/bd-p/MPADesktop
ブログ(英語)
このQiitaブログポストの元情報ですが、Microsoft公式のブログページ(PADの製品アップデートが中心)へのリンクです。
https://flow.microsoft.com/ja-jp/blog/category/product-updates/
トラブルシューティング
トラブルシューティング(2021/05/21時点プレビュー)に関するコンソール画面が追加され、プレミアム(有償)ユーザーの方のデスクトップ端末(マシン)設定を行うことができるようになりました。
Power Automate Desktopではクラウドデスクトップ型のRPAでデスクトップフローがすべてクラウド側へ保存、AAD認証からPower Platform上の環境へ接続するため、クラウド環境との接続(接続要件)が必須となっています。
接続先を別に持たせているアカウントを複数お持ちでユーザー切り替えの必要があれば、画面上で以下のサービスカウントを変更し接続先アカウントを切り替え可能となります。
また、以前はPADプログラム内の関連ディレクトリまで辿って参照しなければいけなかったデスクトップフロー、コンピューターログのファイルが、こちらの画面からワンクリックでzipファイルとしてエクスポートされるようになりました。
デザイナー、コンソール、ネットワーク(UIFlowService) etc、様々なログが参照しやすくなりました
タイムアウトのパラメーターが[新しい<ブラウザ名>を起動する」アクションで追加されました
Edge、Chrome、Firefoxのブラウザーのアクションでタイムアウトのパラメーターが設定できるように高度化されました。
以前はブラウザ起動時、対象画面コントロールが出てくるまでに立ち上がり時に初期エラーが出ているケースが報告されていましたが、最大のタイムアウト時間(wait time)を指定できるようになりました。
多言語対応が完了(日本語へは最初のリリースから対応済み)
現在、画面上のUIは41言語へ既に対応されており、ドキュメントは23言語に翻訳されています。
3. 最後に
何かコメントがありましたらPower Automate Communityまでぜひコメント、フィードバックください!