皆さんこんにちは、マイクロソフトの川端です。
Power Automate Desktopの内部挙動(ライセンス)について確認できている内容をご紹介していきます。
組織アカウントでライセンスが付与されていないユーザーからAzure ADでPower Automate Desktopのログインを行いますと、
以下のような「Microsoft Dataverseデータベースが見つかりませんでした」(組織アカウントでDataverseが保持されていない場合)や「プレミアムを利用する」というボタンが見える状況となります。
組織内でユーザー自身から利用を開始するためには「プレミアムを利用する」から利用を開始できます。
右上にある「プレミアムを利用する」をクリックすると、「試用の開始」と「今すぐ購入」が指定できるようになっています。
「試用の開始」を選択しますと、試用でライセンスが使える状態となります。
試用中は、このユーザーに対して他のライセンス付与が何も無い場合には「既定の環境(default)」のみが選択できる状態となります。ただし、実際にデスクトップフローを利用するためには、既定の環境にDataverseの容量が必要である点に注意します。
Microsoft365管理センターではこのユーザーにはどのようなライセンスが付与されているのでしょうか?
https://admin.microsoft.com/
を環境管理者として参照してみます。
そうすると「Microsoft Power Automate Free」というライセンスがテナント下で当該ユーザーに対して新しく付与されていることが確認できます。
こちらのPower Automate Freeライセンスですが、現状(2021/03/10)追跡目的のため、こちらのライセンスが直接ライセンス付与はく奪の制御とならない点に注意です。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-automate/organization-q-and-a#what-is-the-power-automate-free-license
現状試用版の期間は90日間です。
試用期間は30日(延長可能30日)の合計60日です(2021年4月時点)。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/power-platform/admin/powerapps-flow-licensing-faq#how-long-is-the-free-trial-period