はじめに
Bitcoinの技術周りを理解するために実際にソフトウェアをいじろうと思ってBitcoin Coreをインストールしたけれど、「そもそもBitcoin Coreってなに?」という壁にぶち当たったのでこちらにまとめておきます。
Bitcoin Coreとは
Bitcoin Coreとは、ビットコインを利用するために必要なオープンソースソフトウェアのことです。ビットコインを利用するとは、マイニングをしたり、取引を行ったりするという意味です。
ビットコインネットワーク上でどのような仕様やルールが適用されているのかは、このソフトウェアに依存しています。
誰が作っているのか
もともとBitcoin Coreは、Satoshi Nakamotoの論文を元に集まった有志たちが開発を行ったソフトウェアです。
現在でも日々改善が進められており、コードはGitHubで公開されています。実際にコードを修正できるのは選ばれしもののみとなっています。
このように書くと、「非中央集権を目指しているのに結局は限られた人にしか修正の権限がないのでは意味がないではないか」と言われそうですが、実際にはBIP(Bitcoin Improve Proposals)といって、改善の提案は誰でも行うことができます。
提案が反映されるかどうかは、ビットコインネットワーク関係者が参加するメーリングリスト内での議論をもとに決められます。誰でも参加できるので、興味のある方は入ってみるのもいいでしょう。
実際の意思決定プロセスや、コードの反映プロセスはこちらのリンクに詳しく記述があります。
まとめ
Bitcoin Coreのシステムはまだまだ課題が山積していて発展途上の段階で変化が激しいため、これからも注意深くウォッチしていきたいと思います。