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Raspberry Pi Desktop で右クリックできるようにする

Last updated at Posted at 2019-03-23

はじめに

古い Macbook に Raspberry Pi Desktop(Raspbian の x86 版)をインストールしたものの、右クリックできないことに気づき、どうすれば良いのか調べてみた。

Synaptic タッチパッドドライバをインストール

ググってみると「synclient」というコマンドで設定できることがわかったが、ターミナルで実行してみてもコマンドが存在しない。

「設定」にある「Add / Remove Software」を実行し「synclient」を検索してみると「Synaptic」というタッチパッドドライバが見つかるのでインストール。screenshot20190323_001.png
再起動後に「synclient」コマンドが実行できるようになる。

もちろん「apt-get」でインストールしても良い。

$ sudo apt-get install synaptic

設定

$ synclient TapButton1=1
$ synclient TapButton2=3

1行目の設定は、1本指タップで左クリック、2行目は2本指タップで右クリックとなる。

$ synclient TapButton1=1 TapButton2=3

このような書き方もできる。
「synclient」コマンドだけ実行すると現在の設定が確認できる。

起動時に自動で設定するには

Linux では起動時に何かを実行する手段はいくつかある。
「/etc/rc.local」「crontab」「/etc/init.d」「systemd」などでは駄目。
タッチパッドの設定なので X Window が起動した後に自動で設定する必要がある。
正解は、

$ sudo nano /etc/xdg/lxsession/LXDE-pi/autostart

である。
次のように編集する。

@lxpanel --profile LXDE-pi
@pcmanfm --desktop --profile LXDE-pi
@xscreensaver -no-splash
@synclient TapButton1=1 TapButton2=3
point-rpi

下から2行目を追記している。
他は最初から書いてあるものなので、いじらない。

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