はじめに
タイトルの通り、手持ちのプリンターの設定を忘れないためのものである。
基本的にはブラザーのホームページにある通りにインストールすれば問題もない。
ただ、スキャナが動かなかったので調べたところ、「よくあるご質問Q&A」にある対処法で上手く行ったのでそれを記しておきたい。
ドライバーのダウンロード
ここからダウンロードする。
Linux Mintなので、OSは「Linux」、OSのバージョンは「Linux(deb)」を選択し、決定を押す。
いろいろあるが、一番下にある「Linux簡易インストーラー」をクリック。
全部入れてくれるみたいだ。
「使用許諾に同意してダウンロード」をクリック。
ページが遷移し、gzファイルがダウンロードされる。
インストール
そのページにある手順でインストールする。
Step1.
ツールをダウンロードしてください。Step2.
USB 接続の場合は、プリンターと PC を接続してください。Step3.
ターミナルソフト (GNOME Terminal、Konsole 等)を起動してください。
Ubuntu の場合は、アプリケーション → アクセサリ → 端末 で起動します。Step4.
1. でツールをダウンロードしたディレクトリーに移動してください。
例: cd /home/LOGINNAME/ダウンロード
(ダウンロード先ディレクトリーに関しては、環境毎に異なります)Step5.
ツールを展開してください。
例: gunzip linux-brjprinter-installer-x.x.x-x.gzStep6.
スーパーユーザーへ切り替えてください。
例: sudo su (Ubuntu 系の場合)
例: su (その他)Step7.
ツールのファイル名の後にプリンター名を付加して、シェルにて実行してください(インターネットが利用できる状態で実行してください)。
例: bash linux-brjprinter-installer-x.x.x-x HL-1240
「該当するドライバパッケージが見つかりません。モデル名を確認してください。」と表示された場合は、下記をお試しください。
(1) 綴りに誤りがないか確認してください。
(2) 代替ドライバを使用するように書かれている場合は、その代替ドライバの機種名を入力してください。
例: DCP-115Cを使用する場合
bash linux-brjprinter-installer-x.x.x-x MFC-410CN
(3) 上記でも見つからない場合は、機種名の数字の後のアルファベットや "/" 以降を省いた形で指定してください。
例: DCP-1000Jを使用する場合
bash linux-brjprinter-installer-x.x.x-x DCP-1000
例: MFC-610CLN/CLWNを使用する場合
bash linux-brjprinter-installer-x.x.x-x MFC-610Step8.
指示に従って入力してください。
途中で DeviceURI を指定する場合、
USB 接続の場合は、"N" を選択してください。
ネットワーク接続の場合は、"Y" を選択後、DeviceURI の一覧から番号を選択してください。
※ インストールに数十秒かかることがあります。
Step7で指定する引数のモデル名はMFC-935CDNとする。
途中でテスト印刷するか聞いてくる。テスト印刷できなければなにか問題がある。
最後にスキャナードライバーの設定として、プリンターのIPアドレスを聞いてくるので、予めプリンター本体などで調べておく。
そして、最後に次のように表示されて終了する。
$ ご使用のプリンタ/MFCのIPアドレスを指定してください。->192.168.1.16
$
$ brsaneconfig3 -a name=MFC-935CDN model=MFC-935CDN ip=192.168.1.16
最後に表示された行をコピペして実行。
"MFC-935CDN" is already registered.
と表示されれば完了。
それ以外はモデル名などを間違っている可能性がある。
ここまでで、プリンターは動くが、スキャナーは動かない。
よくあるご質問Q&Aに書いてあったこと
Q. Ubuntu11.10以降の64ビット版において、スキャンができません
スキャナードライバーのインストール後に、/usr/lib64 にある下記ファイルを同一ディレクトリ構成で /usr/lib 以下にコピーしてください。〜〜〜
■brscan3 の場合
/usr/lib64/libbrscandec3.so.1.0.0
/usr/lib64/sane/libsane-brother3.so.1.0.7
/usr/lib64/sane/libsane-brother3.so.1
/usr/lib64/sane/libsane-brother3.so
/usr/lib64/libbrscandec3.so
/usr/lib64/libbrscandec3.so.1〜〜〜
例えば brscan3 の場合、下記コマンドを実行します
cp /usr/lib64/libbrscandec3.so.1.0.0 /usr/lib
cp /usr/lib64/sane/libsane-brother3.so.1.0.7 /usr/lib/sane
cp /usr/lib64/sane/libsane-brother3.so.1 /usr/lib/sane
cp /usr/lib64/sane/libsane-brother3.so /usr/lib/sane
cp /usr/lib64/libbrscandec3.so /usr/lib
cp /usr/lib64/libbrscandec3.so.1 /usr/libまた、上記以外のファイルがない場合は、下記のコマンドで一括してコピーできます。
cp -r /usr/lib64/* /usr/libこの情報はベータ2 にて検証されたものです。上記を行わなくてもスキャンできる場合は必要ありません。
次にドライバーを一旦終了させ、再起動させる。
$ brscan-skey -t
$ brscan-skey
これで動くようになる。
Xsaneなどで動作確認する。
以上