0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Inside Wine; Build

Last updated at Posted at 2018-02-26

[目次] (https://qiita.com/Yutaka_Aoki/items/9d38ea98406f4096435b)

Inside Wine; Build

基本ビルド

git の設定が終わった事を前提にする。

$ ./configure
$ make -j 10
$ sudo make -j 10 install

が基本。既に wineserver が起動している場合には、

$ wineserver -k

で wineserver をいったん、終了させる。

この状態で、

$ wine notepad

などとすると、wineserver が自動的に起動される。

この後、Windows アプリによっては、日本語フォント関連で問題が生じることがある。その場合、自分の場合、

$ sudo apt-get remove wine
$ sudo apt-get install wine

で元に戻った。

本当のビルド

$ ./configure --prefix=/xxx/yyy
$ make -j 10
$ make -j 10 install

などとすることを勧めます。

現実に実験してみると、/xxx/yyy の permission のせいでしょうが、make install の sudo は必要ありませんでした。

こうすると、/usr/local/bin, /usr/local/lib の代わりに、
/xxx/yyy/bin, /xxx/yyy/lib にバイナリがインストールされます。

実際の現場のビルド

このままだとビルドとインストールにとてつもなく長く時間を取られます。

なので、ビルドに関しては、user32 にあるファイルだけを修正した場合には、

$ cd /dlls/user32
$ make -j 10

などとすると、そこに、user32.dll.so というファイルができるので、それを、wineserver に読み込ませてやれば、「ルート」からの全フォルダに対する make の必要もなく、make install の作業も必要なくなります。

その事は、環境変数 WINEDLLPATH の修正で行いますが、デフォルトでは、検索パスの優先順位に問題があるので、loader.c も修正します。さらに修正後の loader が利用されるように、さらに環境変数を設定します。これは、後に述べます。

0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?