はじめに
「年も明けたし、新年の目標立てたい!」
「新年度になったから、目標立てよっか〜」
って言われても、どんな風にやったら良いかわからない!
そんなあなたのために、この記事では目標を立てる際に役立つフレームワークSMARTを解説します。
対象者
この記事は下記のような人を対象にしています。
- 駆け出しエンジニア
- プログラミング初学者
- 3日坊主になりがちな人
- 年初になんか目標立てた気がするけど、もう忘れた
結論
目標はSMARTに立てましょう。
- Specific 具体的である
- Measurable 測定可能な
- Achievable 達成可能な
- Relevant 関連性がある
- Time-bound 期限がある
目標設定の最強フレームワークSMARTとは?
SMARTとは、目標設定をする時の定番のフレームワークです。
以下の5つの要素の頭文字をとってSMARTと略されています。
SMARTとは
- Specific 具体的である
- Measurable 測定可能な
- Achievable 達成可能な
- Relevant 関連性がある
- Time-bound 期限がある
要するに「誰がいつみても同じ判断ができる」ように客観的な目標を立てることが大事ですね、ってことです。
目標設定の最強フレームワークSMARTの「Specific 具体的である」とは?
目標は「具体的であること」がとても大事です。
ふんわりした目標だと、振り返りをする時に達成できた/できなかったの判断ができず、曖昧なまま終わることになります。
具体的な目標であれば、できた/できなかったの振り返りがはっきりするので、次の目標を立てるのも簡単ですね!
エンジニアであれば、下記のような目標を立てることがあると思います。
NG例
- 仕事を早く出来るようにする。
- 情報発信力をアップする。
- AWSに詳しくなる。
うーん...ふんわりしててNGですね!
これらをSpecificな目標にすると、下記のようになります。
OK例
- Gitlabに修正をpushして、上司にレビューしてもらい、マージ完了する。
- Qiita記事をアップする。
- 「AWS認定ソリューションアーキテクト」に合格する。
上記であれば具体的なので、できた/できなかったの判断が誰からみても出来る状態になってますよね。
目標設定の最強フレームワークSMARTの「Measurable 測定可能な」とは?
エンジニアであれば、下記のような目標を立てることがあると思います。
NG例
- AWSのプロになる。
- Qiita記事をがっつり書く。
うーん...ふんわりしててNGですね!これでは客観的に振り返りができませんね。
これらをMeasurableな目標にすると、下記のようになります。
OK例
- AWS認定試験を720点で合格する。
- Qiita記事を月に5記事アップする。
上記であれば具体的なので、できた/できなかったの判断が誰からみても出来る状態になってますよね。
目標設定の最強フレームワークSMARTの「Achievable 達成可能である」とは?
「目標は高く」と言われることもありますが、無理に高すぎる目標を掲げるのは意味がありません。
少し背伸びすればできるんじゃないか、というくらいのレベルの目標を設定することが大事です。
エンジニアであれば、下記のような目標を立てることがあると思います。
NG例
- 年収1兆円を目指す!
- 未経験から1ヶ月でフルスタックエンジニアでバリバリ働く!
うーん...これはいくらなんでも無理そうなのでNGですね!
これらをAchievableな目標にすると、下記のようになります。
OK例
- 年収500万円を目指して転職活動する。
- 未経験から1ヶ月でポートフォリオを作成する。
上記であれば「頑張ればできるんじゃないか?」というくらいになっていると思います。
目標設定の最強フレームワークSMARTの「Relevant 関連性がある」とは?
例えば、自分の今年の目標を立てているのであれば、「自分の人生で達成したいことに今年の目標がきちんとつながっているかどうか」を考えた方が良いでしょう。
また、会社から「個人目標を立ててくれ」と言われているのであれば、「自分の目標が会社やチームの目標に貢献できるか」を考慮する必要があります。
エンジニアであれば、下記のような目標を立てることがあると思います。
NG例
- 副業で月1万円稼ぐ(会社の個人目標としては会社の目標と関係ないのでNG)
うーん...会社の目標と関連性がないのでNGですね!
これらをRelevantな目標にすると、下記のようになります。
OK例
- 副業で月1万円稼ぐ(個人の今年の目標としてはOK)
「もっとバリバリ稼ぎたい!」という大きな目標があれば、個人の目標としてはOKな内容になってますね。
目標設定の最強フレームワークSMARTの「Time-bound 期限がある」とは?
最後は「期限がある」ことが大事です。
「いつかやりたい」ではいつまでもやらずに終わってしまうでしょう。
期限を決めることで、「この日までにやろう!」とか、期限を過ぎた時に「そろそろ振り返りしなきゃな」と言う意識になるのでとても大事です。
エンジニアであれば、下記のような目標を立てることがあると思います。
NG例
- なる早で
- 後ほど
うーん...ふんわりしててNGですね!
これらをTime-boundな目標にすると、下記のようになります。
OK例
- 本日の19:00までに
- 今週中(5/13(金)18:00まで)
- 今年中(12/31(土)まで)
上記であれば具体的なので、誰からみても同じ日時の期限が設定できてますね。
おわりに
目標設定の最強フレームワークSMARTについてまとめました。
目標はSMARTに立てましょう。
- Specific 具体的である
- Measurable 測定可能な
- Achievable 達成可能な
- Relevant 関連性がある
- Time-bound 期限がある