はじめに
「簡潔に説明してよ。」
「話長いよ!」
などと、上司や同僚からお小言をもらうことありませんか?
**でも、短く報告したら、それはそれで怒るくせに...**なんてこともありますよね?
でも、重要なものだけ、シンプルに絞って話せるのがスマートですよね。
この記事では、複雑な物事をシンプルに説明する方法を解説します。
対象者
この記事は下記のような人を対象にしています。
- 駆け出しエンジニア
- プログラミング初学者
- 「話が長い」と怒られる人
結論
とにかくシンプルに!
オッカムの剃刀とは
オッカムの剃刀とは、14世紀に哲学者が考え出した、物事をシンプルに捉える思考法です。
ある現象を説明するために、大量に出した仮説の中から、本当に必要なものだけを取り出そう、という考え方です。
下記のような具体例で考えてみましょう。
あと1年で未経験からプログラマーに転職したいけど、どうしたらよい?
こんなことをやったらうまくいくのでは?というアイデアが下記の通り。
- 大学時代の友人に相談する
- 妻に相談する
- ポートフォリオを作る
- AWSの資格を取る
- 職務経歴書を書く
- Wantedlyに登録する
- ブログで情報発信する
- プログラミングの本を読む
- etc...
...うーん、多すぎて、何からやったらいいか、わかりませんね!
この中でも、tん食活動に影響が大きそうなものだけに絞ってみましょう。
- ポートフォリオを作る
- 職務経歴書を書く
- Wantedlyに登録する
3つくらいに絞れば、やれそうな気がしますね!
このように、要素をシンプルにすることが大事です。
大量のアイデアから要素を絞り込む際に活用できるフレームワークは下記の通りです。
KISSとは
プログラミングの世界ではKISSも有名ですね。
Keep It Simple, Stupid. (シンプルにしておけ、バカが。)
Keep It Short and Simple. (短く、シンプルにしておけ。)
の略、と言われています。
コードをできるだけシンプルにすることで、保守性を高めよう、と言う考え方です。
less is moreとは
「より少ないことは、より豊かなこと」と言う意味の諺です。
建築や服などのデザイン分野で使われ始めた概念です。
単純化することによって、デザインの幅が広がるので、かえって豊かな製品になる、ということです。
コードに関しても、同じことが言えます。
シンプルなほうが、修正を加える際にも簡単ですよね。
「自分が描いているコードは本当に必要なのか?」「後で見た他の人がわかる内容になっているか?」などと常に問うようにしましょう。
おわりに
物事をシンプルに説明する思考法についてまとめました。