はじめに
「上司からのレビュー返しが多い...」
「優先順位ちゃんと考えて!」っていつも怒られる...
そんなあなたはストーリー法で業務プロセスの洗い出しをしたほうが良いかも?
ということで、本記事では複雑なプロセスをわかりやすくまとめるストーリー法について解説します。
この記事で紹介されるステップは筆者の自己流のテクニックも含まれます。
「教科書的なストーリー法」ではなく、「現場で使いやすいストーリー法」になっているのでご注意ください。
対象者
この記事は下記のような人を対象にしています。
- 駆け出しエンジニア
- プログラミング初学者
- 段取りが上手になりたい人
- 上司からのレビュー返しが多すぎる人
結論
書き出して、並べ替えて、もう一回書き足せば、ストーリー法完成!
ストーリー法とは
ストーリー法とは、体系的な解決を目指すのではなく、実施の場面に沿って問題を解決するためのフレームワークです。
会議室で話し合うよりも、事件は現場で起きてるんだという人にこそおすすめのテクニックです。
ストーリー法は下記の4つのステップで進めます。
STEP1 タスクを書き出す
STEP2 タスクをグループ化して時系列に並べる
STEP3 グループに名前をつける
STEP4 タスクを付け足す
それではそれぞれを詳しく解説していきましょう!
STEP1 タスクを書き出す
まずは自分が整理したい仕事のプロセスについて、思い出せるだけ書き出しましょう。
この時にタスクのレベル・粒度は揃っていなくて良いので、とにかく書き出すことが大事です。
後で並べ替えるので、時系列も気にしなくていいです!
また、後で書き足すので、この時点でMECEになってる必要はないです。
今回はプログラマーがクライアントから新機能の実装を依頼された場合の業務プロセスについて考えてみます。
STEP2 タスクをグループ化して時系列に並べる
書き出したタスクを、時系列に並べ替えましょう。
ある程度、時系列に並んだら、似ているタスクでグループ化しましょう。
機能実装のタスクを並べ替えてみました。
なんとなく、5つのグループに分けられそうです。
STEP3 グループに名前をつける
分類したグループに名前をつけます。
これで、プロセスのフェーズがはっきりと分類できました。
機能実装のグループに、下記のように並べ替えてみました。
STEP4 タスクを付け足す
最後に、それぞれのグループの中を見直して、書き忘れているタスクはないか、確認しましょう。
この段階でMECEになっていればOKです!
機能実装のタスクリストを追加しました。
これで完成ですね!
ストーリー法と併用すると効果的なビジネスフレームワーク
タスクを書く際に5W2Hを意識すると、MECEになりやすいのでおすすめです。
大人数で進めるプロセスでは「誰が」やるのか、「いつ」やるのか、が大事です。
ストーリー法である程度洗い出しができたら、IPOやSIPOCでまとめると、より見やすくまとめられるでしょう。
おわりに
業務プロセスをまとめるのに役立つストーリー法についてまとめました。