WSLを削除してWindows環境へ完全移行
数年ほど利用していたWSLを削除(inactivate)し、すべての開発環境をWindows側へ移行しました。これまでWSLを活用していましたが、環境の整理を進める中で、その必要性が薄れてきたためです。
WSLを利用していた経緯
もともと、Linuxの利便性を活かした開発環境を求めてわざわざOS(当時は10)を32bit環境から64bitへ移行し、WSLを導入しました。Git, Mutt, todo.txt-cli
, Calcurse, dockerなどをWSL上で利用し、CLIベースの作業を快適に行っていました。Muttとはメールユーザーエージェントのことです。しかし、gitコマンドが遅いことが気になるなど、より統合されたWindows環境への移行を検討するようになりました。
Windows環境への移行
まず、GitはWindows側にインストールし、直接扱うようにしました。わたくしがgithub-gitを始めたころは、CLIのgitアプリがWindows側でなかったような気がしますが、気づいたら便利なCLIアプリがwingetでインストールできるようになってました。さすがにメールクライアント(MUA)もCLIはいろいろとしんどいということで、変更し、Muttを使わなくなりました。カレンダー管理もCalcurseをやめ、Outlookカレンダーへ移行することで、他のツールとの連携を強化しました。todo.txt
はもともとGUIのものとの併用だったですが、CLIアプリはなくても困らないのでやめました。
さらに、タスク管理もCLIベースのtodo.txt-cli
から、GUI対応のtodotxt.net
へ乗り換えました。これにより、視覚的にタスクを管理しやすくなり、作業の効率が向上しました。
Dockerがらみでトラブル
ある日、WSLが23GBもディスク領域を占領しているということに気づきました。しかたがないので、WSLを外し、関連するext4.vhdxを削除して、リセットすることにしました。そうするとなぜか一つのdockerイメージがうごかなくなりました。いまだに原因がわかりません。冷静に考えると、わざわざdocker経由で使わなくても、win側にインストールすればいいことを思い出しまして、WSLやdockerと別れることとなりました。
DockerForDesktop
にはいい思い出がないので、そこまでしてDockerやんなくても・・・というのもありました。
WSLとの別れ
これらの変更を経て、WSLを削除する決断に至りました。導入当初は便利でしたが、現在の環境では不要となったためです。長年活用してきたツールを手放すのは少し寂しさもありますが、よりスムーズな作業環境を手に入れることができました。
WSLを活用している方でも、現在のワークフローを見直すことで、より適した環境に移行できるかもしれません。ツールの整理は定期的に行うと、より快適な作業が実現できます。