実行環境
Step1 ダウンロード
- OpenCVのホームページへ移動する。https://opencv.org/
- 上部の"Release"をクリックする。
- 使用するライブラリのバージョンまた実行環境に合わせてダウンロードする。今回は、ライブラリバージョン"4.1.2"と実行環境はWindowsOSを使用する。そのため、"OpenCV-4.1.2"の"Windows"をクリックする。
- クリック後、ソースのダウンロードが行われる。
- ダウンロード完了後、実行ファイルをお好みのディレクトリへ移動する。自分の場合、Cドライブに"LIB/OPENCV/ver_4_1_2/x64"の様なフォルダを作成し、そちらに移動した。
- 実行ファイルを実行すると、自分の場合、ソフトウェア"7zip"が入っているため、7zipのGUIが表示され、展開先を明記することにより、"opencv"フォルダが作成された。
Step2 プロジェクトビルド(Cmake)
- CMakeでOpenCVプロジェクトをビルドを行うため、CMakeのGUIを起動する。
- ソースパスとビルドパスを下記の様に明記する。
ソースパス:LIB/OPENCV/ver_4_1_2/x64/opencv/sources
ビルドパス:LIB/OPENCV/ver_4_1_2/x64/opencv/build
3. パスを明記後、"Configure"をクリックする。
4. Generatorを指定後、"Finish"をクリックする。今回は、"Visual Studio 15 2017 Win64"と指定する。そのため、OpenCVプロジェクトは"x64"環境でで作成される。
5. Configure処理が問題なく完了すると、下記の様に"Cinfiguring done"と表示される。表示を確認したら、"Generate"をクリックする。
6. Generate処理が問題なく完了すると、下記の様に"Generating done"と表示される。表示を確認したら、"Open Project"をクリックすると、OpenCVプロジェクトがVisualStudio2017で起動される。
Step3 ライブラリビルド(VisualStudio)
- プロジェクト起動後、"CMakeTargets"の"ALL_BUILD"をプロジェクトとして選択後、"Build/Build Solution"をクリックする。今回は、"Debug"の"x64"でライブラリをビルドする。"Release"でライブラリをビルドする場合は、"Release"に変更する。
2. ライブラリビルドが正常に完了すると、"LIB/OPENCV/ver_4_1_2/x64/opencv/build/lib/Debug"にライブラリがビルドされているのが確認できる。
Step4 PC環境設定
- OpenCVライブラリを使うにあたって、バイナリーフォルダをシステム環境変数の"Path"に追加する必要がある。
- "Windows10"の場合、コントロールパネルの"システム環境変数の編集"をクリックする。
- システムプロパティの"環境変数(N)"をクリックする。
- 環境変数の"システム環境変数(S)"の"Path"を選択した状態で、"編集"をクリックする。
- 下記のパスを新規で追加する。
・LIB/OPENCV/ver_4_1_2/x64/opencv/build/bin
・LIB/OPENCV/ver_4_1_2/x64/opencv/build/bin/Debug
Step5 例
プロジェクト構成
コード内容例
プロジェクトプロパティ
インクルードディレクトリ:LIB/OPENCV/ver_4_1_2/x64/opencv/build/include
ライブラリディレクトリ:LIB/OPENCV/ver_4_1_2/x64/opencv/build/lib/Debug