インタラクティブなカラー選択 UI を作ろう!🚀
こんにちは、現役エンジニアの@YushiYamamotoです。
今回は、HTML、CSS、JavaScript を用いて、ユーザーが色を選択するとそのボタンがアニメーションし、背景色が変化するインタラクティブな UI を作成する方法を解説します。
これから紹介するサンプルコードは、実際に動作するものなので、すぐにお手元の環境で試してみてください!
See the Pen Bouncy Multiple Choice by Yushi Yamamoto (@yamamotoyushi) on CodePen.
---目次
はじめに
Web 開発において、ページの「構造」は HTML、見た目や動作は CSS、そして「動的な処理」は JavaScript により実装するのが基本です。
今回のプロジェクトでは、色選択用のボタンを作成し、各ボタンにアニメーションやスタイル変更を加えることで、ユーザーに直感的なフィードバックを提供します。
下記は、全体の流れを示すシンプルなフローチャートです:
┌───────────┐
│ HTML │
└───────────┘
│
▼
┌───────────┐
│ CSS │
└───────────┘
│
▼
┌───────────────┐
│ JavaScript │
└───────────────┘
HTML の基本構造
HTML では、Web ページの要素(コンテナ、見出し、ボタンなど)の配置を定義します。
以下のサンプルコードでは、ページ中央にタイトルと色選択のためのボタン群を配置しています。また、将来的に使えるマージされた円の要素も用意してあります。
<div class="container">
<h1>Choose a Color</h1>
<div class="choices">
<button class="choice" data-color="Red">Red</button>
<button class="choice" data-color="Blue">Blue</button>
<button class="choice" data-color="Green">Green</button>
<button class="choice" data-color="Yellow">Yellow</button>
<button class="choice" data-color="Orange">Orange</button>
</div>
<!-- 複数の色が選択された時に表示される要素 -->
<div id="merged" class="merged" style="display: none;"></div>
</div>
-
.container
ページの中央寄せと余白の調整に使用。 -
<h1>
視認性の高い見出しを表示。 -
.choices
内の<button>
要素
各ボタンはdata-color
属性で固有の色情報を持ち、後述の CSS でスタイルが変更されます。
CSS でのスタイリングとアニメーション
CSS は、見た目の美しさや応答性を高めるために重要です。ここでは、主に以下のポイントを解説します。
1. 基本リセットとレイアウト
-
リセットと背景設定
余白をゼロにし、背景色やフォント、Flexbox で中央揃えにしています。
body {
margin: 0;
padding: 0;
background: #f0f0f0;
font-family: Arial, sans-serif;
display: flex;
justify-content: center;
align-items: center;
height: 100vh;
}
2. コンテナとボタンの配置
-
コンテナとヘッダー
.container
と<h1>
で全体の配置と見出しのスタイルを設定。 -
フレックスレイアウト
.choices
クラスで、ボタン同士の間隔や並び順を調整しています。
.container {
text-align: center;
padding: 20px;
}
h1 {
font-size: 2em;
margin-bottom: 20px;
color: #333;
}
.choices {
display: flex;
flex-wrap: wrap;
justify-content: center;
gap: 15px;
}
3. 色選択ボタンのスタイルとアニメーション
-
基本ボタンスタイル
丸い形状、白い背景、しっかりとした枠線を設定。 -
アニメーション効果
クリック時には、縮小・拡大するアニメーション(pop
)を適用。疑似要素::after
にて、選択時に色名がフェードインする効果も実現しています。
.choice {
position: relative;
background: #fff;
border: 3px solid #333;
border-radius: 50%;
width: 80px;
height: 80px;
font-size: 1em;
color: #333;
cursor: pointer;
outline: none;
transition: transform 0.2s ease, background-color 0.3s ease, color 0.3s ease;
touch-action: manipulation;
}
.choice:active {
transform: scale(0.95);
}
.choice.selected {
animation: pop 0.5s ease-out;
border-color: transparent;
color: transparent;
}
.choice.selected::after {
content: attr(data-color);
position: absolute;
left: 50%;
top: 50%;
transform: translate(-50%, -50%) scale(0.9);
font-size: 1em;
opacity: 0;
animation: fadeIn 0.5s forwards;
}
/* アニメーションの定義 */
@keyframes pop {
0% { transform: scale(1); }
50% { transform: scale(1.3); }
100% { transform: scale(1); }
}
@keyframes fadeIn {
0% { opacity: 0; transform: translate(-50%, -50%) scale(0.9); }
100% { opacity: 1; transform: translate(-50%, -50%) scale(1); }
}
さらに、メディアクエリによってモバイル画面でのサイズ調整も行っています:
@media (max-width: 600px) {
.choice {
width: 60px;
height: 60px;
font-size: 0.9em;
}
h1 {
font-size: 1.5em;
}
}
JavaScript で動的な操作を実現
JavaScript は、HTML 要素への動的な操作を可能にします。ここでは、クリックイベントの処理を中心にご説明します。
-
DOMContentLoaded
ページの全要素が読み込まれてからスクリプトが実行されるように設定。 -
イベントリスナーの登録
各色ボタンに対してクリックイベントリスナーを設定し、クリックされたボタンにのみ.selected
クラスを付与することで、スタイルの変化とアニメーションを発動させます。
document.addEventListener("DOMContentLoaded", function () {
const choices = document.querySelectorAll(".choice");
choices.forEach((choice) => {
choice.addEventListener("click", function () {
// すべてのボタンから .selected クラスを削除
choices.forEach((btn) => btn.classList.remove("selected"));
// クリックされたボタンに .selected クラスを追加
this.classList.add("selected");
});
});
});
このシンプルな仕組みにより、「どのボタンがクリックされたか」を視覚的にフィードバックできるようになり、直感的なユーザー操作が可能となります。💡
まとめ
本記事では、以下の流れでインタラクティブなカラー選択 UI の実装方法を解説しました。
-
HTML
ページの基本構造を定義し、選択ボタンを配置 -
CSS
レイアウトの調整、ボタンのデザイン、アニメーション効果、そしてレスポンシブ対応を実現 -
JavaScript
イベントリスナーにより、クリック操作をトリガーとして必要なクラス操作を実行
このサンプルはシンプルながら、Web 開発の基本的な技術がどのように組み合わさるかを学ぶ絶好の例となっています。ぜひ自分のプロジェクトにも取り入れ、さらに高度なインタラクションの実装に挑戦してみてください!✨
Happy coding!
See the Pen Bouncy Multiple Choice by Yushi Yamamoto (@yamamotoyushi) on CodePen.
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