📊 図解でわかる！Shopifyダッシュボード完全攻略ガイド 🧭 初心者も迷わないストア運営の羅針盤！

Last updated at 2025-05-15Posted at 2025-05-15

こんにちは😊
株式会社プロドウガの@YushiYamamotoです！
らくらくサイトの開発・運営を担当しながら、React.js・Next.js専門のフリーランスエンジニアとしても活動しています❗️

「Shopifyでストアを開設したけど、管理画面（ダッシュボード）のどこに何があるのか分からない…」「毎日見るべきポイントってどこ？」「もっと効率よくストア運営したい！」そんな風に感じているShopify初心者オーナーさん、いらっしゃいませんか？

Shopifyのダッシュボードは、あなたのオンラインストア運営における「コックピット」のようなもの。売上状況の確認から、商品管理、顧客対応、マーケティング活動まで、あらゆる操作の起点となります。このダッシュボードを使いこなせるかどうかで、ストア運営の効率と成果は大きく変わってきます。

この記事では、Shopify初心者の方や、ダッシュボードの機能をもっと深く理解したいエンジニア初学者の方に向けて、Shopifyダッシュボードの主要な構成要素とその役割、そして日々の運営で特に注目すべきポイントを、豊富な図解（Mermaid図）と共に徹底解説します！

この記事を読めば、あなたもShopifyダッシュボードを自在に操り、スマートなストア運営を実現できるはず。さあ、一緒にダッシュボードの探検に出かけましょう！

Shopifyダッシュボードとは？あなたのストアの「司令塔」を知ろう！ 🎛️

Shopifyにログインして最初に表示される画面、それが「ダッシュボード（管理画面のホームページ）」です。ここには、ストアの現状を把握するための重要な情報が集約されており、各機能へのアクセスポイントにもなっています。

Shopifyダッシュボードの主な役割:

📊 現状把握: 売上、訪問者数、注文数など、ストアのパフォーマンスを一目で確認。
🧭 ナビゲーション: 商品管理、注文処理、顧客管理、マーケティング設定など、各機能へスムーズにアクセス。
🔔 通知・アラート: 新規注文、重要な通知、Shopifyからのお知らせなどをキャッチ。
💡 改善のヒント: ストア運営に役立つ情報や、Shopifyからの提案などが表示されることも。

ダッシュボードを使いこなすことは、効率的なストア運営の第一歩。まずは、どこにどんな情報があり、何ができるのかを把握しましょう。

ダッシュボードの表示内容は、ストアのプランや導入しているアプリによって多少異なる場合があります。この記事では、基本的な構成要素を中心に解説します。

Shopifyダッシュボードの主要エリアを徹底解剖！🗺️

Shopifyダッシュボードは、大きく分けて以下のエリアで構成されています。各エリアの役割を理解することで、必要な情報へ素早くアクセスできるようになります。

1. トップナビゲーションバー (画面上部) 🔍

画面最上部に位置し、常に表示されている重要なバーです。

検索バー:
- ストア内の商品、注文、顧客、アプリ、ヘルプ記事などをキーワードで素早く検索できます。
- 「あの注文どこだっけ？」「この設定項目はどこ？」という時に非常に便利！
ストア名 / アカウント管理:
- 現在ログインしているストア名が表示されます。複数のストアを管理している場合は、ここから切り替えが可能です。
- アカウント情報、プラン、請求情報などへのアクセスもここから。
お知らせ / ヘルプ:
- ベルのアイコンはShopifyからの重要なお知らせや通知。
- 「？」アイコンからは、Shopifyヘルプセンターやサポートへのアクセスが可能です。困ったときはまずここをチェック！

2. 左側サイドバーメニュー (画面左側) 🧭

ストア運営に必要なほぼ全ての機能へアクセスするためのメインナビゲーションです。代表的な項目を見ていきましょう。

ホーム: ダッシュボードのトップページに戻ります。
注文管理:
- 新規注文の確認、未発送の注文処理、返品処理、注文履歴の検索など、注文に関する全ての操作を行います。
- 「下書き注文」を作成して、電話や対面での注文を手動で入力することも可能です。
商品管理:
- 商品の新規登録、編集、削除、在庫管理、コレクション（商品カテゴリ）の作成・編集などを行います。
- ギフトカードの作成や、商品の仕入れ管理（PO：Purchase Order）もここから。
顧客管理:
- 顧客リストの確認、顧客情報の編集、顧客セグメントの作成（特定の条件に合う顧客グループの抽出）などを行います。
- メルマガ配信リストの管理にも関連します。
分析:
- ストアのパフォーマンスを詳細に分析するためのレポートが表示されます。
- 総売上、平均注文単価、コンバージョン率、トラフィックソース（どこからお客様が来たか）、人気商品ランキングなど、重要な指標を確認できます。
- データに基づいた改善策を立てるために必須の機能です。
マーケティング:
- マーケティングキャンペーンの作成・管理（例：Shopify Emailを使ったメール配信、SNS広告連携など）。
- 自動化設定（例：カゴ落ちメールの送信）。
ディスカウント:
- 割引コードの作成・管理、自動ディスカウントの設定（例：〇〇円以上購入で10%OFFなど）を行います。
オンラインストア:
- ストアの「見た目」や「公開設定」に関する項目が集まっています。
  - テーマ: ストアのデザインテンプレートの選択・カスタマイズ。
  - ブログ記事: ストアブログの作成・編集。
  - ページ: 「会社概要」「お問い合わせ」などの固定ページの作成・編集。
  - メニュー: ストアのナビゲーションメニューの作成・編集。
  - ドメイン: ストアのURL（独自ドメインなど）の設定。
  - 各種設定: ストアのパスワード保護、Google Analytics連携、Facebook Pixel設定など。
アプリ:
- Shopifyアプリストアへのアクセス、インストール済みアプリの管理を行います。
設定:
- ストアの基本情報（ストア名、連絡先、通貨など）、決済方法、配送設定、税金設定、通知設定、アカウント権限など、ストア運営の根幹に関わる重要な設定項目が集まっています。最初にしっかり設定しておくべき項目が多いです。

サイドバーメニューの項目は、クリックするとさらに詳細なサブメニューが表示されることがあります。最初は色々クリックしてみて、どんな機能があるのか探検してみましょう！

3. メインコンテンツエリア (画面中央) 📰

サイドバーで選択した項目に応じた情報や操作画面が表示されます。ダッシュボードの「ホーム」を選択している場合は、以下のような情報がカード形式で表示されることが多いです。

主要指標サマリー:
- 選択した期間（今日、昨日、過去7日間など）の総売上、総セッション数（訪問者数）、総注文数、平均注文金額、コンバージョン率などがグラフや数値で表示されます。
- ストアの健康状態を把握するための最も基本的な情報です。
最近のアクティビティ:
- 新規注文、支払い待ちの注文、未発送の注文、支払いに関する問題など、対応が必要な項目がリストアップされます。
- 日々の業務で優先的に対応すべきタスクを把握できます。
おすすめ・ヒント:
- Shopifyがあなたのストアの状況に合わせて、役立つ機能や設定、マーケティングのヒントなどを提案してくれます。
- 新しい機能の紹介や、改善のアイデアが見つかることも。
販売チャネル概要:
- オンラインストアだけでなく、SNS（Instagram, Facebook）、POS（実店舗）など、複数の販売チャネルを利用している場合、それぞれのチャネルのパフォーマンス概要が表示されます。
アクティビティフィード:
- ストアで発生した最近の出来事（新規注文、レビュー投稿、ブログコメントなど）が時系列で表示されます。

メインコンテンツエリアの表示内容はカスタマイズできる場合もあります（例：表示するレポート期間の変更など）。自分が見やすいように調整してみましょう。

毎日チェック！ダッシュボード活用術 ☀️

ストア運営をスムーズに行うために、毎日ダッシュボードで確認しておきたいポイントと、便利な活用術をご紹介します。

朝一番のチェック項目:
- 新規注文の確認 (注文管理): 新しい注文が入っていないか、支払い状況はどうかを確認し、迅速な発送準備に取り掛かります。
- 主要指標の変動 (ホーム or 分析): 前日と比較して売上や訪問者数に大きな変動がないかチェック。急な変化には何か原因があるかもしれません。
- 未対応の問い合わせ (アプリ or 外部ツール連携): チャットサポートやメールでの問い合わせに未対応のものがないか確認します。
「分析」機能を使いこなす:
- どの商品が売れているか？ (商品別レポート): 人気商品を把握し、在庫管理や次の仕入れ、マーケティング戦略に活かします。
- お客様はどこから来ているか？ (トラフィックソースレポート): SEO、SNS、広告など、どの集客チャネルが効果的か分析し、リソース配分を最適化します。
- カゴ落ち状況の確認 (オンラインストアのコンバージョンレポート): どこで購入をやめてしまうお客様が多いのかを把握し、改善策を検討します。（例：チェックアウトプロセスの簡略化、決済方法の追加など）
「マーケティング」と「ディスカウント」で売上UPを狙う:
- 季節のイベントや新商品の発売に合わせて、効果的なマーケティングキャンペーンやディスカウントを設定しましょう。
- 過去のキャンペーン結果を分析し、次回に活かします。
「オンラインストア」で常に最新の状態を保つ:
- ブログ記事を定期的に更新してSEO効果を高めたり、お客様に役立つ情報を提供したりしましょう。
- テーマのデザインも、トレンドや季節に合わせて少しずつ見直すと、お客様に新鮮な印象を与えられます。
「設定」は定期的に見直しを:
- 特に送料設定や税金設定、決済方法などは、ビジネスの状況や外部環境の変化（配送料金の値上げなど）に合わせて見直しが必要です。
- ストアの連絡先情報なども常に最新の状態にしておきましょう。

【応用編】もっと詳しく分析したい！ShopifyQLって何？📊

Shopifyの「分析」機能には、たくさんの標準レポートが用意されています。でも、「もっとこういうデータが見たいな…」「この情報を組み合わせて分析したい！」という、さらに一歩進んだ分析ニーズが出てくることもありますよね。

そんな時に役立つのが「ShopifyQL（ショッピファイキューエル）」という秘密兵器です！ (Shopifyのプランによっては利用できない場合があります)

ShopifyQLって何？

簡単に言うと、Shopifyストアの膨大なデータの中から、**あなたが欲しい情報だけをピンポイントで取り出すための「魔法の呪文」**のようなものです。
「SQL（エスキューエル）」というデータベース操作言語に似た書き方をするのですが、プログラミングに詳しくなくても、基本的なルールを覚えれば大丈夫！

例えば、こんな情報が取り出せます ✨

例1：先月、「人気商品A」を買ってくれたお客様のリストが見たい！

-- 「sales（販売履歴）」テーブルから
-- 「product_title（商品名）」が '人気商品A' で
-- 「created_at（購入日時）」が last_month（先月）の
-- 「customer_id（顧客ID）」と「customer_email（顧客メールアドレス）」ごとの
-- 「total_sales（合計売上）」を表示してね。
-- 売上が多い順に並べてね。
SHOW total_sales
BY customer_id, customer_email
FROM sales
WHERE product_title = '人気商品A' AND created_at DURING last_month
ORDER BY total_sales DESC

例2：今年、お客様がどこから来たか（流入元）別の購入率が知りたい！

-- 「visits（訪問履歴）」テーブルから
-- 「traffic_source（流入元）」ごとの
-- 「conversion_rate（購入率）」を
-- 「this_year（今年）」の期間で表示してね。
SHOW conversion_rate
BY traffic_source
FROM visits
DURING this_year

こんな風に、まるでShopifyに話しかけるように、欲しいデータを指定できるんです。

ShopifyQLを使うと、どんないいことがあるの？ 🚀

標準レポートにはない、あなただけのオリジナルレポートが作れる！
より深いデータ分析が可能になり、隠れた改善点やビジネスチャンスが見つかるかも！
データに基づいた、より的確な意思決定ができるようになる！

プログラミング初心者でも大丈夫？

ShopifyQLは、最初は少し難しく感じるかもしれません。でも、基本的な命令（SHOW, BY, FROM, WHEREなど）の意味と使い方を覚えれば、簡単な分析から始められます。
Shopifyのヘルプセンターには、ShopifyQLの詳しい使い方や命令の一覧（リファレンス）が用意されているので、それを参考に少しずつ試してみるのがおすすめです。

最初は標準レポートで十分！
まずはShopifyが用意してくれている標準の分析レポートをしっかり活用しましょう。ストアが成長してきて、「もっとこんなデータが見たい！」という具体的な要望が出てきたら、ShopifyQLに挑戦してみる、というステップで大丈夫です。
無理せず、あなたのペースでデータ分析の世界を広げていきましょう！