こんにちは😊
株式会社プロドウガの@YushiYamamotoです!
らくらくサイトの開発・運営を担当しながら、React.js・Next.js専門のフリーランスエンジニアとしても活動しています❗️
「このAPIはRESTfulでJSON形式のレスポンスを返して、それをReactのuseEffectフックで非同期処理して…」
こんな説明を聞いて、非エンジニアの方が理解できるでしょうか?おそらく「何言ってるかさっぱり…」となってしまいますよね。
実は私も新人の頃、クライアントや上司に技術的な説明をする際、「伝わらない」という壁にぶつかり続けていました。しかし、様々なプロジェクトを経験する中で、技術を非技術者にも伝えるコミュニケーション能力こそがエンジニアの価値を大きく高めることに気づいたのです。
今回は、複雑な技術概念を誰にでも分かりやすく説明するためのテクニックを、具体例を交えてご紹介します。このスキルを身につければ、クライアントとの信頼関係構築や、チーム内でのスムーズな協働が実現できるはずです!
なぜ技術説明力が重要なのか? 🤔
まず、エンジニアにとって技術説明力が重要な理由を考えてみましょう。
私の経験から、技術説明力が高いエンジニアには3つの共通点があります:
- クライアントからの信頼が厚い(「あの人に聞けば分かりやすく説明してくれる」)
- チーム内での意思決定に影響力がある(技術選定の理由が明確に伝わるため)
- 昇進やリーダーシップのポジションを任されやすい(橋渡し役として重宝される)
実際、ある調査によれば、テクニカルスキルが同等のエンジニアの中で、昇進速度に差が出る最大の要因は「コミュニケーション能力」だったそうです。特に「複雑な技術を分かりやすく説明する能力」が高く評価されていました。
技術説明の基本原則:伝わる説明の要素 📝
技術説明には、次の5つの基本原則があります。
1. シンプルな言葉を使う
専門用語や業界用語を避け、一般的な言葉で説明します。
Before: 「このシステムはマイクロサービスアーキテクチャを採用していて、各機能はコンテナ化されています」
After: 「このシステムは、大きな機能を小さな部品に分けて作っています。それぞれの部品は独立して動くので、一部に問題が起きても全体が止まりません」
2. 具体例やアナロジー(例え)を活用する
身近な例えを使って抽象的な概念を説明します。
// データベースの仕組みをレストランに例える
const explainDatabase = () => {
const analogy = {
database: "レストラン",
table: "メニューの種類(例:前菜、メイン、デザート)",
record: "1つの料理(例:シーザーサラダ、ステーキ)",
field: "料理の特徴(例:価格、カロリー、アレルギー情報)",
query: "注文(例:「デザートメニューからチョコレートケーキをください」)",
index: "メニュー表の索引(例:価格順、カロリー順の並び替え)"
};
return "データベースは情報を整理して保存する場所で、レストランに例えると...\n" +
`データベース全体はレストラン。\n` +
`テーブルはメニューの種類。\n` +
`レコードは1つ1つの料理。\n` +
`フィールドは料理の特徴。\n` +
`クエリは注文の仕方。\n` +
`インデックスはメニューの索引です。`;
};
console.log(explainDatabase());
3. 段階的に説明する
基本的な概念から徐々に複雑な内容へと段階的に説明します。
4. 視覚的な説明を取り入れる
図や表、デモなどを活用して視覚的に理解しやすくします。
5. フィードバックを求めながら説明する
「ここまでで質問はありますか?」「分かりにくい部分はありますか?」と途中で確認します。
技術説明の実践テクニック 5選 🛠️
実際の説明の場面で使える具体的なテクニックを紹介します。
1. ELI5(Explain Like I'm 5)アプローチ
「5歳児に説明するように」をモットーに、とにかくシンプルに説明するテクニックです。
// ELI5: APIの説明
function explainAPItoFiveYearOld() {
return `
APIってね、お店のウェイターさんみたいなものなんだ。
例えば、レストランに行くと、君はメニューから食べたいものを選んで、ウェイターさんに「ハンバーガーください!」って言うよね。
ウェイターさんは君の注文をキッチンに伝えて、シェフがハンバーガーを作る。
出来上がったらウェイターさんがハンバーガーを持ってきてくれるでしょ?
APIもそれと同じなんだ。アプリがウェイターさん(API)に「天気データください!」とお願いして、APIはサーバーというキッチンからデータを持ってきてくれるんだよ。
`;
}
2. STAR法(状況・課題・行動・結果)によるストーリー展開
問題解決のストーリーとして技術を説明するテクニックです。
APIの例で説明すると:
状況(Situation): 「あなたのアプリは天気予報を表示したいけど、自分では天気データを持っていません」
課題(Task): 「どうやって天気データを取得しよう?」
行動(Action): 「天気情報を持っている気象サービスのAPIに接続して、データをリクエストします」
結果(Result): 「APIから最新の天気データが返ってきて、あなたのアプリに表示できます」
3. 「まず結論」の法則
最初に結論(何が実現できるのか)を伝え、その後で詳細を説明します。
✅ 良い例:
「このシステムを導入すると、請求書作成の時間が半分になります。仕組みとしては...」
❌ 悪い例:
「このシステムはNode.jsとExpressで構築されていて、MongoDB上にデータを保存し、PDFの生成にはPuppeteerを使用しています。これによって請求書作成の時間が半分になります」
4. 「なぜなぜ分析」の逆活用
説明する前に「相手が何を知りたいのか」を5回ほど自問します。
// 技術説明前の質問リスト
const questionBeforeExplaining = [
"相手は何を達成したいのか?",
"この技術で解決される問題は何か?",
"相手にとって最も重要な情報は何か?",
"相手の知識レベルはどの程度か?",
"この説明で相手に何を行動してほしいのか?"
];
5. 「言い換え」のテクニック
専門用語を使う場合は、必ず言い換えを提供します。
// 専門用語と言い換え例のマッピング
const technicalTerms = {
"API": "アプリ同士が会話するための共通言語",
"サーバー": "データや機能を提供するコンピュータ",
"データベース": "情報を整理して保存する電子キャビネット",
"アルゴリズム": "問題解決のための手順や計算方法",
"クラウド": "インターネット上で利用できるコンピュータリソース",
"フレームワーク": "家を建てるための設計図と基礎部材のセット",
"バグ": "プログラムの中の誤りや不具合",
"キャッシュ": "よく使うデータを手元に置いておく仕組み"
};
// 使用例
function explainWithAlternatives(term) {
if (technicalTerms[term]) {
return `${term}とは、${technicalTerms[term]}のことです。`;
}
return `${term}については、もう少し詳しく調べる必要があります。`;
}
console.log(explainWithAlternatives("API"));
// => "APIとは、アプリ同士が会話するための共通言語のことです。"
難しい技術概念をわかりやすく説明する実践例 🌟
ここでは、実際によく説明が求められる技術概念を、非技術者向けに説明する例を紹介します。
例1: Reactの仮想DOM(Virtual DOM)
専門的な説明:
「ReactはVirtual DOMを使用して、UIの効率的な更新を実現しています。実際のDOMの仮想表現を保持し、差分計算によってDOM操作を最小限に抑えることで、パフォーマンスを向上させています」
非技術者向けの説明:
「Reactは画面の更新を効率的に行うための工夫をしています。例えるなら、模造紙に描かれた設計図(仮想DOM)と実際の建物(実DOM)があるとします。何か変更があれば、まず設計図上で変更点を確認し、必要な部分だけ実際の建物を工事します。全部建て直す必要はなく、変わった部分だけを修正するので、とても効率的です!」
例2: APIの仕組み
APIの仕組みを説明するReactコンポーネント
import React, { useState } from 'react';
const APIExplanation = () => {
const [step, setStep] = useState(1);
const [showTechnicalDetails, setShowTechnicalDetails] = useState(false);
const nextStep = () => {
if (step < 5) {
setStep(step + 1);
} else {
setStep(1);
}
};
const previousStep = () => {
if (step > 1) {
setStep(step - 1);
} else {
setStep(5);
}
};
const toggleTechnicalDetails = () => {
setShowTechnicalDetails(!showTechnicalDetails);
};
// APIの例え話:レストラン
const steps = [
{
title: "APIとは何か",
explanation: "APIは「アプリケーション・プログラミング・インターフェース」の略です。これは、異なるソフトウェアが互いに通信するための方法です。",
analogy: "APIはレストランのウェイターのようなものです。あなた(利用者)とキッチン(サーバー)の間で注文や料理の受け渡しをします。",
technicalDetails: "技術的には、APIはエンドポイントのセットで、HTTPリクエスト(GET、POST、PUT、DELETEなど)を受け付け、通常はJSON形式でデータを返します。"
},
{
title: "APIの役割",
explanation: "APIを使うと、自分で全てのデータや機能を作らなくても、他のサービスが持つ情報や機能を利用できます。",
analogy: "あなたは自宅でレストランのプロシェフが作る料理を1から作ることはできませんが、レストランに行って注文すれば、その料理を楽しめます。同様に、APIを使えば他のサービスの「料理(機能)」を利用できます。",
technicalDetails: "APIは機能の抽象化と再利用性を提供し、マイクロサービスアーキテクチャの基盤となります。また、SaaSビジネスモデルを可能にします。"
},
{
title: "APIの利用例",
explanation: "例えば、天気アプリは気象データをAPI経由で取得したり、ショッピングアプリは決済をPayPalのAPIで処理したりします。",
analogy: "レストランでも、メインディッシュの肉はA社から、野菜はB社から調達しているように、アプリも様々なAPIから必要な「材料」を集めています。",
technicalDetails: "一般的なAPI利用例には、Google Maps API(地図表示)、Stripe API(決済処理)、Twitter API(ツイート表示/投稿)などがあります。"
},
{
title: "APIのリクエストとレスポンス",
explanation: "APIを使う時は、「リクエスト」を送信し、「レスポンス」を受け取ります。リクエストには「何が欲しいか」の情報が含まれます。",
analogy: "レストランでメニューから「チーズバーガーとコーラください」と注文(リクエスト)すると、ウェイターがキッチンに伝え、できた料理とドリンク(レスポンス)を持ってきてくれます。",
technicalDetails: "HTTP APIでは、リクエストヘッダー、パラメータ、ボディなどでデータを送信し、レスポンスには通常ステータスコード(200 OK、404 Not Foundなど)とデータが含まれます。"
},
{
title: "APIの活用メリット",
explanation: "APIを活用すると、開発時間の短縮、専門知識の活用、常に最新のデータへのアクセスなどのメリットがあります。",
analogy: "自分でパンから作るより、パン屋のパンを買う方が時間が節約でき、専門家の技術を利用できるのと同じです。APIも「車輪の再発明」を避けることができます。",
technicalDetails: "APIの利用により、関心の分離、スケーラビリティの向上、サードパーティサービスとの統合の簡素化などの技術的メリットがあります。"
}
];
return (
<div className="api-explanation">
<h2>APIを理解しよう</h2>
<div className="step-indicators">
{steps.map((_, index) => (
<div
key={index}
className={`step-indicator ${index + 1 === step ? 'active' : ''}`}
onClick={() => setStep(index + 1)}
>
{index + 1}
</div>
))}
</div>
<div className="explanation-content">
<h3>{steps[step - 1].title}</h3>
<p><strong>簡単な説明:</strong> {steps[step - 1].explanation}</p>
<div className="analogy">
<h4>身近な例え:</h4>
<p>{steps[step - 1].analogy}</p>
</div>
<button
className="toggle-details-btn"
onClick={toggleTechnicalDetails}
>
{showTechnicalDetails ? '技術的な詳細を隠す' : '技術的な詳細を表示'}
</button>
{showTechnicalDetails && (
<div className="technical-details">
<h4>技術的な詳細:</h4>
<p>{steps[step - 1].technicalDetails}</p>
</div>
)}
</div>
<div className="navigation-buttons">
<button onClick={previousStep}>前へ</button>
<button onClick={nextStep}>次へ</button>
</div>
</div>
);
};
export default APIExplanation;
例3: クラウドコンピューティング
このクラウドの例えは、「自家発電と電力会社の違い」を使って説明しています。自家発電(自前サーバー)は初期コストが高く、使わない時間帯も維持費がかかり、拡張も大変です。一方、電力会社(クラウド)は使った分だけ支払い、専門家が管理し、いつでも電気を使えるというメリットがあります。
例4: データベースの仕組み
// データベースを図書館に例える説明
function explainDatabaseAsLibrary() {
const libraryAnalogy = {
database: "図書館全体",
table: "本の分類(小説、歴史、科学など)",
record: "1冊の本",
field: "本の情報(タイトル、著者、出版年など)",
primaryKey: "本のIDナンバー(一意の識別子)",
index: "図書カード目録(素早く検索するための仕組み)",
query: "「2010年以降に出版された科学の本を探して」という検索リクエスト",
join: "複数の分類から関連する本を一緒に取り出す操作"
};
return `
データベースは情報を整理して保存するシステムですが、これを図書館に例えると理解しやすいです。
- ${libraryAnalogy.database}: 大量の本を整理して保管している図書館全体がデータベースです。
- ${libraryAnalogy.table}: 図書館では本を小説、歴史、科学などジャンルごとに分類しますが、これがデータベースの「テーブル」です。
- ${libraryAnalogy.record}: 各テーブルには複数の「レコード」があります。これは図書館の1冊1冊の本に相当します。
- ${libraryAnalogy.field}: 本にはタイトル、著者名、出版年などの情報がありますが、これらがデータベースの「フィールド」です。
- ${libraryAnalogy.primaryKey}: 図書館の本には固有の管理番号が振られていますが、これがデータベースの「主キー」です。
- ${libraryAnalogy.index}: 本を素早く見つけるために図書カード目録を使うように、データベースも「インデックス」で検索を高速化します。
- ${libraryAnalogy.query}: 「2010年以降に出版された科学の本を探して」と司書に頼むのが、データベースの「クエリ」です。
- ${libraryAnalogy.join}: 複数の分類にまたがる調査をする時、司書が関連する本を複数の棚から集めてくるのが「結合(ジョイン)」操作です。
`;
}
技術説明力を高めるための練習法 💪
技術説明力も、他のスキルと同様に練習によって向上します。
1. ELI5チャレンジ
日常的に技術概念を「5歳児に説明する」練習をしましょう。RedditのELI5サブレディットなどを参考にしても良いでしょう。
// ELI5チャレンジのテーマ例
const eli5ChallengeTopics = [
"Webサイトが表示される仕組み",
"クッキーとは何か",
"プログラミング言語の違い",
"SSL/TLSの仕組み",
"GitHubの使い方",
"ブロックチェーンとは何か",
"機械学習の基本概念",
"コンテナ化(Docker)",
"SPAとMPAの違い",
"HTTPステータスコード"
];
// ランダムにチャレンジテーマを取得
function getRandomELI5Challenge() {
const randomIndex = Math.floor(Math.random() * eli5ChallengeTopics.length);
return `今日のELI5チャレンジ: 「${eli5ChallengeTopics[randomIndex]}」を5歳児に説明してみましょう`;
}
console.log(getRandomELI5Challenge());
2. アナロジーライブラリの構築
技術概念に対する様々なアナロジー(例え)を収集し、自分だけのライブラリを作りましょう。
アナロジーライブラリの実装例(React)
import React, { useState, useEffect } from 'react';
const AnalogyLibrary = () => {
// 初期アナロジーデータ
const initialAnalogies = [
{
concept: "API",
analogies: [
{
name: "レストランのウェイター",
description: "APIはレストランのウェイターのようなものです。お客さん(アプリ)はウェイター(API)に注文し、ウェイターはキッチン(サーバー)から料理(データ)を持ってきます。"
},
{
name: "電源プラグとコンセント",
description: "APIはコンセントのようなものです。異なる電気製品(アプリ)が同じコンセント(API)に接続できるよう、標準化されています。"
}
]
},
{
concept: "データベース",
analogies: [
{
name: "図書館",
description: "データベースは図書館のようなものです。本(データ)が整理されて保管され、検索システム(クエリ)で必要な情報を探せます。"
},
{
name: "倉庫",
description: "データベースは整理された倉庫のようなものです。品物(データ)は特定の棚(テーブル)に分類され、ラベル(インデックス)で素早く見つけられます。"
}
]
},
{
concept: "クラウドコンピューティング",
analogies: [
{
name: "水道/電気のサービス",
description: "クラウドは水道や電気のサービスのようなものです。自分で井戸や発電機を持つ代わりに、必要な分だけサービスを利用し、料金を払います。"
},
{
name: "レンタカー",
description: "クラウドはレンタカーのようなものです。車(サーバー)を購入して維持する代わりに、必要な時に必要な車を借りることができます。"
}
]
}
];
// ローカルストレージからアナロジーを読み込むか、初期データを使用
const [analogies, setAnalogies] = useState(() => {
const savedAnalogies = localStorage.getItem('techAnalogies');
return savedAnalogies ? JSON.parse(savedAnalogies) : initialAnalogies;
});
const [selectedConcept, setSelectedConcept] = useState('');
const [newConcept, setNewConcept] = useState('');
const [newAnalogyName, setNewAnalogyName] = useState('');
const [newAnalogyDescription, setNewAnalogyDescription] = useState('');
// アナロジーが変更されたらローカルストレージに保存
useEffect(() => {
localStorage.setItem('techAnalogies', JSON.stringify(analogies));
}, [analogies]);
// 新しい概念を追加
const addNewConcept = () => {
if (newConcept.trim() === '') return;
if (analogies.some(item => item.concept === newConcept)) {
alert('この概念は既に存在します');
return;
}
setAnalogies([...analogies, {
concept: newConcept,
analogies: []
}]);
setNewConcept('');
};
// 選択された概念に新しいアナロジーを追加
const addNewAnalogy = () => {
if (selectedConcept === '' || newAnalogyName.trim() === '' || newAnalogyDescription.trim() === '') {
return;
}
const updatedAnalogies = analogies.map(item => {
if (item.concept === selectedConcept) {
return {
...item,
analogies: [...item.analogies, {
name: newAnalogyName,
description: newAnalogyDescription
}]
};
}
return item;
});
setAnalogies(updatedAnalogies);
setNewAnalogyName('');
setNewAnalogyDescription('');
};
return (
<div className="analogy-library">
<h2>技術アナロジーライブラリ</h2>
<div className="concept-list">
<h3>技術概念リスト</h3>
<ul>
{analogies.map(item => (
<li
key={item.concept}
className={selectedConcept === item.concept ? 'selected' : ''}
onClick={() => setSelectedConcept(item.concept)}
>
{item.concept} ({item.analogies.length})
</li>
))}
</ul>
<div className="add-concept">
<input
type="text"
placeholder="新しい技術概念"
value={newConcept}
onChange={(e) => setNewConcept(e.target.value)}
/>
<button onClick={addNewConcept}>追加</button>
</div>
</div>
<div className="analogy-details">
{selectedConcept ? (
<>
<h3>{selectedConcept}のアナロジー</h3>
{analogies.find(item => item.concept === selectedConcept).analogies.length > 0 ? (
<div className="analogy-cards">
{analogies.find(item => item.concept === selectedConcept).analogies.map((analogy, index) => (
<div key={index} className="analogy-card">
<h4>{analogy.name}</h4>
<p>{analogy.description}</p>
</div>
))}
</div>
) : (
<p>まだアナロジーがありません。新しいアナロジーを追加しましょう。</p>
)}
<div className="add-analogy">
<h4>新しいアナロジーを追加</h4>
<input
type="text"
placeholder="アナロジーの名前"
value={newAnalogyName}
onChange={(e) => setNewAnalogyName(e.target.value)}
/>
<textarea
placeholder="アナロジーの説明"
value={newAnalogyDescription}
onChange={(e) => setNewAnalogyDescription(e.target.value)}
></textarea>
<button onClick={addNewAnalogy}>アナロジーを追加</button>
</div>
</>
) : (
<p>左側のリストから技術概念を選択してください</p>
)}
</div>
</div>
);
};
export default AnalogyLibrary;
3. エレベーターピッチの練習
30秒で技術概念を説明する「エレベーターピッチ」を練習します。録音して聞き直すと効果的です。
// エレベーターピッチの構成要素
const elevatorPitchTemplate = {
problem: "[解決する問題]",
solution: "[提供する解決策]",
uniqueValue: "[独自の価値]",
example: "[具体例]"
};
// ReactのStateフックをエレベーターピッチで説明する例
const reactStateElevatorPitch = {
problem: "Webページの表示内容を変更するには、通常ページを再読み込みする必要があります",
solution: "ReactのStateフックを使うと、ページ再読み込みなしで表示内容を動的に更新できます",
uniqueValue: "コードがシンプルになり、ユーザー体験が向上します",
example: "例えば、「いいね」ボタンを押すと、ページ全体を更新せずに数字だけが変わります"
};
// エレベーターピッチを生成
function generateElevatorPitch(pitchData) {
return `
${pitchData.problem}。
${pitchData.solution}。
これにより${pitchData.uniqueValue}。
${pitchData.example}。
`;
}
console.log(generateElevatorPitch(reactStateElevatorPitch));
4. フィードバックを積極的に求める
非技術者の友人や家族に説明を聞いてもらい、理解度をチェックしてもらいましょう。
技術的な概念を説明する際のよくある失敗パターン ⚠️
技術説明でよくある失敗パターンと、その回避方法を紹介します。
1. 専門用語の乱用
- ❌ 悪い例:「このアプリケーションはRESTful APIを使ってバックエンドのDBからJSONでデータを取得し、Reactのステートにセットします」
- ✅ 良い例:「このアプリはインターネットを通じてサーバーからデータを取得し、画面に表示します。専門的には、RESTful APIという方法を使っています」
2. 抽象的な説明に終始
- ❌ 悪い例:「クラウドとは分散コンピューティングのサービスモデルです」
- ✅ 良い例:「クラウドとは、自分のコンピュータではなく、インターネット上の大きなコンピュータでデータを保存したり処理したりするサービスです。例えば、Googleフォトに写真を保存すると、あなたのスマホではなくGoogleのサーバーに保存されています」
3. 相手の知識レベルを考慮しない
- ❌ 悪い例:(全ての相手に同じ説明)
- ✅ 良い例:「このトピックについてどのくらいご存知ですか?」と確認してから説明レベルを調整
エンジニアのための「説明上手になるための心構え」 🧠
最後に、技術説明力を高めるための心構えをご紹介します。
1. 「相手視点」を常に意識する
自分が何を説明したいかではなく、相手が何を知りたいかを優先します。
// 説明前のチェックリスト
const explanationChecklist = [
"相手は何を知りたいのか?",
"相手の現在の知識レベルは?",
"相手にとって最も価値のある情報は?",
"どんな言葉なら相手に伝わるか?",
"この説明によって相手に何をしてほしいか?"
];
// 説明前に毎回このチェックリストを確認する習慣をつけましょう
2. 「分かりやすさ」と「正確さ」のバランスを取る
100%正確でも理解されなければ意味がなく、分かりやすくても誤解を招く説明も問題です。
3. 継続的に学び、説明のレパートリーを増やす
様々な技術書やブログ、動画などから効果的な説明方法を学び、自分のものにしましょう。
おすすめの学習リソース
- 「アナロジーで学ぶ〜」シリーズの技術書
- 「〜for Dummies」シリーズ
- TED Talksの科学技術プレゼンテーション
- Redditの「Explain Like I'm Five」コミュニティ
まとめ:技術説明力はエンジニアの強力な武器になる 🔥
技術説明力は、単なるコミュニケーションスキルではなく、エンジニアの価値を大きく高める重要な能力です。非技術者との信頼関係構築、チーム内での影響力向上、キャリアアップに直結する能力であり、意識的な練習によって必ず向上します。
技術説明力を高めるための主なポイントを振り返りましょう:
- シンプルな言葉と具体例を使う
- アナロジー(例え)を効果的に活用する
- 段階的に説明し、視覚的な説明を取り入れる
- 相手の理解度に合わせて説明を調整する
- 継続的に練習し、説明のレパートリーを増やす
最後に、技術説明力を磨くことは、自分自身の理解を深めることにもつながります。アインシュタインの言葉を借りれば、「もし物事を単純に説明できないのであれば、あなたはそれを十分に理解していない」のです。
説明力を高める取り組みは、エンジニアとしての総合的な価値を高める素晴らしい投資になるでしょう。
最後に:業務委託のご相談を承ります
私は業務委託エンジニアとしてWEB制作やシステム開発を請け負っています。最新技術を活用したレスポンシブなWebサイト制作、インタラクティブなアプリケーション開発、API連携など幅広いご要望に対応可能です。
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